ステレオ写真 ~ Cloudland, Part 1

©William Ash

今週は、おなじみのステレオ写真シリーズ。ステレオ写真については、こちらをクリック。

夫はステレオ写真が好きで、よくブログに乗せる。でも、私はあまり興味がなかった。目をより目にできないというか、中央の黒線で交差させることがうまくできないからだ。

ところが……、Foyle’s War でステレオ写真のシーンを見て以来、ちょっと関心がわいてきた。

日本でも人気を博した英国のTVシリーズ Foyle’s War のシーズン5の中の一話で、ステレオ写真が出てくる。イギリスの情報機関が、ドイツの都市の航空写真を2枚並べてステレオ写真として使用し、建物の高さなどを割り出していた。サプライラインを断つために、爆撃する場所をステレオ写真から割り出すためだが、戦争中にこんな風にステレオ写真が使用されたとは知らなかった。

同じ航空写真でも、このブログのは、空の楽園のステレオ写真。うまく目を交差させることができれば、雲の層や位置など、立体的に楽しめます。

ステレオ写真(立体写真)6

カンザスシティーでは、今、桜の花が咲いている。他にも樹々が花をつけていて、こうした花の季節は、4月に始まり、5月末に終わるらしい。メイン州では4月末にやっと梅(ワイルドプラム)の花が咲き始める。やはり、春の訪れが早いということは、うれしいこと。

画像はステレオ写真だ。前のここのサイトを参考に、トライしてみてください。

極北 ~ ステレオ写真(立体写真)5

日本発の飛行機で、カナダ上空を飛行しているときに撮影したステレオ写真(立体写真)。人工の建造物が、全く見られない。ステレオ写真(立体写真)の見方は、こちらのページを参照してね。

Starburst ~ ステレオ写真(立体写真)4

これを、ステレオ写真(立体写真、3D写真)で見てみましょう~。

まずは、画像をクリックして「拡大」してください。

次に、中央の黒い中心線で目を交差させます。

3つのイメージが、並んで見えませんか? 中央の写真が、立体的な3D写真となって見えているはずです。

ステレオ写真についての詳細は、ステレオ写真3を見てね。

Blue ~ ステレオ写真(立体写真)3

ステレオ写真(立体写真)Par 1~3では、飛行機の窓から撮った画像を使用しています。それには理由があります。

まずは、この問いから始めましょう。

人間の目が「奥行き」を感じるのは、どんな時でしょうか?

たいていは、物が重なり合っている場合、遠くのものがより青くてぼやけて見える場合(大気遠近法)、自分が動くことで物体との距離が変わるときなどです。

でも、あまりにはるか遠くにあるものを見ると、立体感は失われます。両目の距離が短すぎて奥行きを感じられなくなるのです。飛行機の窓からみた景色などは、そのいい例でしょう。

でも、飛行機から撮った写真を使えば、立体感が味わえるステレオ写真(立体写真)を作ることができます。左右のそれぞれの目がずれることで、3-D画像となるからです。

ただ、ステレオ写真をつくる元の画像は、全く同じものではなくて、ちょっとだけ違わなければなりません。

だから、数秒間の飛行距離が大きい飛行機の窓から撮った写真は、格好のステレオ写真となるのです。ほんの数秒だけずらして撮った、ほぼ同じに見えるようでちょっと違う2枚の画像。それが、ステレオ写真用のペアとなるわけです。

上の画像で、トライしてみてくださいね。まずは、画像をクリックして「拡大」して、中央の黒い中心線で目を交差させます。

3つのイメージが、並んで見えませんか? 中央の写真が、立体的なステレオ写真となっていて、さらに左右の画像よりもなめらかで艶があるように見えているはずです。

ステレオ写真Part 1, Part 2 はこちら。渓谷の深さ、大地を刻む波模様など、はっきりと見えませんか?

 

砂漠のステレオ写真(立体写真)2

ステレオ写真(立体写真、3D写真)Part 2 です。前回と同じように、まずは、画像をクリックして「拡大」してください。

次に、中央の黒い中心線で目を交差させます。

3つのイメージが、並んで見えませんか? 中央の写真が、立体的な3D写真となって見えているはずです。

稜線や谷の深さが、実感できましたか?

うまく立体写真を見るためには、練習が必要かもしれませんが、大きなコンピュータでみると迫力があって、おもしろいですよ。