Ice ~ 氷 2017

©William Ash

凍りついた森や湖を見ると

氷の国の女王が ワルだなんて思えない。

どこまでも聡明にちがいない。

鉄のような意志で透明度を保って

光を骨の真髄まで受け入れることができる女王は

まわりのものを包み込むと

まるでどこかの世界に連れ去るように輝きだす。

何かにつけて「寒~い」と悲鳴をあげる子供たちに

目を疑うほどの荘厳な世界を教えてくれる。

しかもその世界は 聞こえない音楽でいっぱいだ。

 

そんな徹頭徹尾な美しさに

厳しさと冷酷さしか見ないおとぎ話に飽き飽きしているなら

やはり自分の足で氷の女王を訪ねることをお勧めする。

もし数年に一度あるかないかの謁見のチャンスに恵まれたら

恐れずにゆっくりと前に進むがいい。

転がったら容易には起き上がれないほど重装備した訪問客に向かって、

彼女は まずは笑って問うだろう。

「あなたは、新種のペンギン……ですか?」

 

Pleasant Pond, ME.

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フォトブック展示販売会

©WILLIAM ASH

先週の日曜日に、マサチューセッツ州のグリフィン美術館の一角で行われたフォトブック展示販売会に参加した。20社ほど来ていて、意外なほどに盛況だった。こうしたイベントに初めて参加したのだが、お客さんたちがとても積極的で、いろいろな質問が飛んできたのには驚いた。そのせいか、2時間が楽しくあっという間にすぎてしまった。来館してくれた方々に、心からお礼申し上げます。

Photobook Showcase~ フォトブック展示即売会

©William Ash

築地写真集「Tsukiji: Tokyo Fish Market Suite」(築地:東京魚市場組曲)が、ついにできあがりました。48ページの本に、築地での一日を撮った40枚の写真がのっています。

この新刊の写真集を、今週の26日の日曜日にマサチューセッツ州にあるGriffin Museum of Photographyで開かれるフォトブック展示即売会(午後2時~4時)に、他の本といっしょに持っていきます。お近くの方は、よろしければお立ち寄りください。私たちのような小さな independent publisher が25社集まってブースを並べます。

また、10時から1時まで、Viginia Swansonが「出版してもらうか、それとも自分で出版すべきか」というタイトルでレクチャーを行います。

 

空海の人びと in iBook Store

 

空海の人びと」が

世界51ヶ国の Apple iBook Store

に登場しました。

 

夫婦で四国八十八ヶ所遍路道を、奥の院や番外といっしょに3周した思い出をまとめた75日間の聖地巡礼日記です。この季節になると、やけに懐かしくなる遍路道。


詳しくは、こちらからどうぞ

 

The Long Winter ~ 長い冬

©William Ash

メイン州の冬は長い。これまで信じられないほど暖かく、最高気温は10℃を超える日もあるほどだったが、そのまま夏へと続くはずがない。

金曜日の晩、ポートランドへ買い物に行けば、突然に雪が降りだし(上の画像)、

土曜日には気温が-17度まで下がり、強風による体感温度はさらにそれを下回って、しっかりと防寒していないと命取りになるような寒さとなり、

火曜日には、日本でもニュースになるぐらいの大雪が北東岸を襲った……。

正直なところ、お天気に気を配りながらの冬の生活というものは、やけに人間らしくて味わいがある。いつもは地味〜な気象予報士たちが、冬になるとやたらハッスルして楽しそうにさへ見える。他の惑星に移住しようと思ったら、大気の状態を「お天気」なんて、軽く言っていられないのが人間なのだから。

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Blizzard, March 2017~ 3月の大雪

©William Ash

今日は午後から大雪、強風となり、30〜40cm ぐらいつもっている。夕方には1時間の間に5〜7cm も積もり、視界がきかなかった。とても静かだ。メイン州ではそんなに珍しいことではないけれど、今回は、ワシントンD.C.やマサチューセッツ、ニューヨークでも大雪というから驚く。

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Photobook Showcase~フォトブック展示会

©William Ash

3月26日、マサチューセッツのThe Griffin Museum of Photographyで、写真集のイベントが行われます。10時から1時まで、Viginia Swansonが「出版してもらうか、それとも自分で出版すべきか」というタイトルでレクチャーを行います。

2時から4時までは「フォトブック展示会」となり、私たちのような自費出版社が出版物を展示販売します。近刊の 「Tsukiji: Tokyo Fish Market Suite」(築地:東京魚市場組曲)も持っていきます。お近くの方は、ぜひお立ちよりください。

Winter Fog ~ 冬の霧

©William Ash

先週末、例年よりも早くやってきた暖かな春の大気が、冷たく固い雪の上を流れて、一日中濃い霧が立ちこめた。写真は日没の頃にとったもので、遠くのブラックベリーの生えた野原へと、樹々が続いているのがわかる。雪ひとつでも、大気が変われば、本当にいろいろな風景が生まれてくる。いつもは4月に見かけるシマリスも、もう冬眠から目覚めてしまったようで、霧にまぎれて家のまわりを走っている。

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Channels ~ 浜辺の探索3 水路

©William Ash

砂から流れ出る海水が、砂浜の表面に水路を作っていた。右から光が当たれば、水路は砂浜の表面から盛り上がっているように見えるし、左から光が当たると、砂に掘られたように見える。(リード州立公園、メイン州)

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Beach Combing ~ 浜辺の探索

©William Ash

連日の記録的な暖かさに誘われて、2月のリード州立公園(Reid State Park)の砂浜に行ってみた。雪はすっかり消えていて、引き潮のために砂浜が広がっていた。春のような日差しの元で波打ち際を歩ける幸せよ。でもその一方で、これも温暖化のせいかと思えば、海を見つめる気持ちはかなり深刻……。(左は海を、右は海から岸を見た画像)

近刊のお知らせ ~ Tsukiji

©William Ash

Tsukiji: Tokyo Fish Market Suite (築地:東京魚市場組曲)が、もうすぐ発売になります。世界で最も大きな魚市場の様子をとらえた41枚の写真が、小作品からなる3部作の音楽となって流れていきます。1935年に造られた築地市場を移転するかどうか、東京都は検討中ですが、41枚の写真を築地への敬意として捧げたいと思います。発売予定は3月終、48ページのソフトカバー版です。

Celebrating Winter ~ 冬を祝う

©William Ash

それまでの雪嵐がウソのように、先週末からは暖かな日が続いている。日曜日と今日は、最高気温が10℃を超えた。さすがに冬も、一休みしたと見える。家のまわりの針葉樹も、重たい雪が解けてくれて、いかにも身軽だ。

この一年、同じ所から撮影してみた。春と夏、秋の風景はこちらから。
、夏、秋

Let it snow… 雪やこんこん、こんこん、こんこん、

©William Ash

珍しいことに、この9日の間に雪嵐が5回もきた。まるで、1回しかなかった1月の反動のようだ。「雪かきが楽しい」なんて思ったのもつかの間、メイン州中央部にあるここらへんでも、9日間で1.2 mを超え、毎日雪かきをするはめになった。

南部のポートランドでは、2017年2月は歴史上8番目に雪が多い月となり、しかもまだ半ば。州都のオーガスタの平均の年間降雪量が1.8 m、ポートランドは1.6 mだから、量としてはたいしたことがないが、こうも集中して降られると、雪の置き場がなくなっていく。ドライブウェイと車道が出会う場所には、すでに1.8mの雪の壁ができた。

スキー場は大喜びし、スノーモービル狂は、週末に森の中を走り回るにちがいない。昨年の冬には雪が少なくて、夏には森のシダが枯れたから、この雪も実は恵みだと思えば、みんな大助かりなのかもしれない。それに、キャビンフィーバーも完全に消えた。が、今度は筋肉痛だ。

おすすめ絶版本: 気仙川

Kesengawa by Naoya Hatakeyama 2011年3月11日、東北大震災による津波が陸前高田を襲った。写真集「気仙川」は、陸前高田出身の写真家、畠山直哉氏による、震災前後の町のポートレイトとエッセイからなっている。このすばらしい写真集の詳細について、上のメニューバーの「Resources」の中の「絶版本」でページを設けて書いてみた。ぜひ、見てほしい。

Snow Day ~ 雪の日

©William Ash

今日は、家にこもりっきりとなるだろう。60センチ以上の積雪に加えて、暴風が重なった大吹雪予報。一冬に一度はあることとはいえ、家の中では昨夜から停電に備えて、大忙しだ。