森の夢 Part 1

いつもまわりが緑のせいか、フロリダにいると、終わることのない夏の中にいる感じがする。今は日差しが肌に心地よい季節であり、どんどんアメリカ北部から人々がやってくる。でも私たちの心は、逆に北上していく。メイン州の秋の森を探している。季節のシグナルに、あふれていたなぁ。

Witness ~ 目撃者

夏になると、よく横になって移り変わる空を見つめる。柔らかい草の香りが漂ってきて、何とも言えない気分になる。通り過ぎる人から見れば、全く何もしていないように見えるかもしれないけれど、永遠なる今に起きている世界の変化を目撃しているんな。

Peaches, 2017 ~桃 2017年

今年は防虫の有機スプレーを全くしなかったのに、桃(レッドヘーブン)がまた、枝もたわわに実った。アプリコットぐらいの小ぶりなところが、かわいい。

Pioneers ~いざ、野原へ!

8年前ぐらいにこの家に引越す前まで、野原の野草は、つねに牧草として刈り取られていた。私たちは、それを止めてほっておいた。野原が、自然に変わっていく様子を観察したかったからだ。

まず野生のブラックベリーが、土から湧いてくるかのごとく広がった。森のほうは、開拓者として、カバの木を送りこんできた。写真は、近赤外で撮ったカバの木。

自然農法で有名な福岡正信氏に1990年代にお会いした時、「人間が何もしなければ、自然はもどる」とおっしゃった。その言葉のとおり……。しかも、ものすごいスピードだ。