ギアトーク 5 ~ Pentax 645D DSLR

ギアトーク 1~ 9 では、
使ってきたカメラやフォトテクニックなどを紹介しています。

(メインメニューの「Resources」の「ギアトーク」で、掲載後は、いつでもご覧になることができます。)

©William Ash

Pentax 645D は、中判デジタル一眼レフカメラです。ブログのメイン州と東京の写真は、ほとんどこのカメラで撮りました。ご覧になりたい方は、下のPentax 645D をクリックしてください。

Pentax 645D.

このカメラ用には、テレコンバーターと4つのレンズを持っています。レンズの中では、55 mm レンズを主に(95%)使っています。

 

超便利な機材用のバックパック

このシリーズは、カメラもンレンズも重いので、運搬には、容量が40リットルの Osprey Farpoint 40 を使っています。下の画像を、クリックして拡大してみてください。ショルダーハーネスやウエストベルトが、とても快適です。背負ったままで、1日8~10時間ぐらいは、歩き続けることができます。デザインも写真専用のバッグよりも優れ、ハーネスやベルトは、飛行機に乗るときなど使用しない場合は、背中があたる面についているパネルの中にしまい込み(中央の写真)、側面についているハンドル、または取り外しができるショルダーストラップを使います。

©William Ash

バックパックに機材を詰めるとき、パットやディバイダ―を使います。レンズには、シンクタンクフォトのベルトシステムを採用しています(Think Tank belt)。ベルトにレンズをつければ、すぐに使用できるし、バックパックの中にしまうときには、ベルトがレンズを守ってくれるという利点があります。カメラは、パットつきのインサートに入れて、メインコンパートメントの中。ナイロン製の袋に入れてあるのですが、この袋はカメラを首からかけているときにも使い、雨やほこりから守る役目をしてくれます。また、ポケットが内側、外側にいろいろついていて、小物や衣類、スナックなどもいっしょに入れることができます。この Osprey Farpoint 40 は、FUJIFILM X シリーズを持って旅行するときにも使っています。

 

三脚は?

 最初の画像に映っているマンフロット 441 カーボン三脚 (Manfrotto 441 carbon fiber tripod) です。これに、短いセンターコラムとアルカスイスのボールヘッド P0 (Arca Swiss P0 ball head) をつけて使用しています。Pentax D645 には、便利なことに、側面と左面の二か所に三脚用のねじ穴があるので、縦位置でも横位置でも三脚を使うことができます。おかげで、長時間露出が必要なとき、三脚上でカメラのバランスをとることができます。

 

ND フィルター

Pentax 645D に、ときどきNDフィルター(neutral density filters) を使います。経験から、6stop の NDフィルターが、一番、使えるように思います。わざとぶれた写真をとるために長時間露出をしているとき、ほとんどの光のレベルで、カメラの光学ファインダーを通してフォーカスすることができます。このカメラとNDフィルターのコンビネーションによって、東京の写真集、Earth, Water, Fire, Wind, Emptiness: Tokyo Landscape が生まれました。

©William Ash

Photo: Pantax 645D, D-FA 55mm, and 6-stop ND filter

 

ギアトーク 4 ~ 愛用カメラ Fujifilm X シリーズ

ギアトーク 1~ 9 では、
使ってきたカメラやフォトテクニックなどを紹介しています。

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これが、愛用している富士フイルム(FUJIFILM) のXシリーズです。サイズといいデザインといい、とても使い勝手がよくて、街中を歩くとき、旅行に行くときなど、状況に応じて使い分けています。

所有している富士フイルム(FUJIFILM) Xシリーズのカメラは:

X-Pros2で使っているレンズは:

よく使うのは、XF23, XF50です 。また、XF14、XF23 用に、光学ビューファインダー(上の写真の左下の二つ)をいっしょに持ち歩いています。夜のとても暗い環境下で撮影すると、カメラの光学ビューファインダー内では被写体がぼけて見えないので、別個に光学ビューファインダーを購入して使っています。(サンプル画像はこちら)

 

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Photo: Fujifilm X Pro2 and XF14

 

FUJIFILM Xシリーズに惹かれる理由

元々は、X-Pro 2 の光学ファインダーに惹かれてカメラを購入したのですが、このカメラのシンプルさに、すっかりはまってしまいました。まず、フレイムラインが、要らないところを除いてほしいところだけはっきりと切り取れるようにデザインされています。また、シャッターを切ったときに光学ファインダーが暗くならないので、撮ったときに何が起きていたのかがわかるのも、このカメラの優れた点です。

そして、多様なレンズが使える上に、フォーマットの縦横比を3:2、1:1、16:9 の中から選べるので、画像の構図にかなりの自由が効きます。なんといっても、僕が好きだったフイルムカメラの Mamiya 6 と Horseman SW612 と同じフォーマット比率があるので、うれしいです。

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Photo: Fujifilm X Pro2 and XF23

 

FUJIFILM XF10 について

とても優れたコンパクトカメラです。目立たないポケットサイズなのに、 X-Pro  と同じレベルの画像が撮れます。最初は、「簡単にさっと写真を撮ろう」という、自分のコンパクトカメラに対する安易なマインドセットのせいで、このカメラを十分に使いこなすことができませんでした。それがわかってからは、大型カメラと同じように扱っています。また、レンズが18.5 mm で、それまで持っていなかったサイズだったので、僕には魅力でした。

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Photo: Fujifilm XF10

 

機材の持ち運びについて

撮影するときは、パットつきのディバイダーを  Mountainsmith  のデイパックに入れ、これらの機材を詰めて持ち歩きます。この赤い Mountainsmith のバッグは、これまで買った商品の中で一番の優れものです。なぜならば、見てください。1990年に買ってから今日の2021年まで、どこも壊れることなく、すばらしい質を保っているのです。

手に持つこともできますが、ショルダーバッグで使えば、機材に簡単に手が届きますし、疲れてきたときや山登りのときは、ウエストバッグにすることもできます。また前面のポケットが大きいので、手袋、ヘッドランプ、地図やスナックなどを入れる余裕があり、便利です。このバッグは、もともとが山登り用に開発されたものです。山登り用の商品は、写真機材用のものに比べ、デザインがいいだけでなく、品質が確かで安心して使えます。

各カメラ、レンズは、それぞれの専用バッグに入れていますが、カメラ用はナイロンのシンプルな袋です。首からかけているときや三脚の上でも、ほこりや雨から守るときには、カメラにこの袋をかぶせます。軽くて畳め、手入れも簡単なので便利です。レンズは、カラビナつきのパットの入ったポーチに入れています。こうすれば、必要なときは簡単に、バッグの外やベルトにつるせます。XF10 のカメラは、小さな袋に入れて、コートのポケットにしのばせたり、ベルトにつるすこともあります。

三脚について

長時間露出用に、ジッツオの「 Gitzo GT1545T Series 1 Traveler Carbon Fiber  Tripodを使用しています。この三脚は軽量だけでなく、飛行機に乗るときに手荷物として機内に持ち込めるほどコンパクトに畳め、足を延ばせば、180 cm の自分でも使えるぐらい十分な長さがあります。ヘッドは、ジッツオのものよりも軽量でコンパクトな他社製品(他の三脚についていたもの)を使っています。

飛行機にのるときは、必ずカメラ機材を手荷物として運びたいので、 Osprey Farpoint の容量 40リットルのバックパックを使っています。洋服と上記の FUJIFILM X シリーズの機材が、すべて入ります。頭上のコンパートメントに納まるし、前の座席の下や、窮屈ですが自分の足元におくこともできて便利です。このバックパックの別な使い方が、Pentax 645D で写真付きで出ていますので、ご覧ください。

©William Ash

Photo: Fujifilm X Pro2 and XF14