DCでスノーシューイング?

まさか首都DCで、スノーシューズを履いて歩く機会があるとは思わなかった。先週末に20〜25センチの雪が積もり、そのあとはずっと氷点下。雪はガッチガチの氷状態になっている。以前住んでいたメイン州では普通のことで、大雪とは言わないが、DCはパニック状態。

でも、これはいけるかも!と思い、ソープストーンバレーにスノーシューズを持って行ってみた。暖房ガンガンの部屋を出て、新鮮な空気を吸ってみたかったからだが、もう最高! 冬以外は行けないところでも、スノーシューズを履けば、どこへでも歩いていける。いい年をして、やんちゃ坊主に戻ってしまった。

ワシントンDCの自然~ Fall from Above

©William Ash

ワシントンDCも、秋めいてきた。6月にはあのブルードX(セミ)の抜け殻だらけだった道に、今、街路樹から落ちた木の実がたくさんころがっている。Soapstone Valleyでは、紅葉がはじまったばかり。ニューイングランドの燃え立つような紅葉が懐かしいが、こうした都会の真ん中でも自然の移ろいを身近に感じられることはありがたい。 Click on the image for a larger view.

ワシントンDCの自然 ~ ブルードX「君の声は」

アパートの網戸にやってきたセミ ©William Ash

先週末から、セミの声が聞こえるようになってきた。ブルードXには、3種類のセミがいる。2種類はセミの鳴き声はセミそのもの。

ところが、

Magicicada septendecim の声には、びっくりした。

宇宙音みたいで、最初に外で聞いたときは、セミの声だとは思わなかった。

このNational Geographic のサイトで、3種類のセミの声や生態が紹介されている。Magicicada septendecim の声は、生だと、もっと少し質がよく、エコーのような空間を感じさせる奥行がある。

先週末は暑かったので、ブルードXの数は一気に増えて、街路樹も草原もすごいことになっている。赤い目にオレンジっぽい羽が、とてもおしゃれで、見ても楽しい。犬の散歩にいくと、洋服にはセミが、犬の毛に抜け殻がついていたりする。足の線はとても細く、手に乗せると、糸のような感じすらする。

周期ゼミが見られるのは、この地球でもアメリカの東部だけ。しかも、このブルードXの規模は最大級。昆虫学者も、昆虫食研究科もみな大興奮している。そして、鳥もネズミもラクーンも、カエルもヘビも、みんな超えてゆく。ありがたいね。「周期」というところに、自然の知恵が隠されているのだろう。

追記:6月22日
アメリカにだけ13年と17年の周期をもつセミがいるが、この周期ゼミの謎を、「セミと素数の関係」という点から説明しているとてもおもしろいYoutubeを見つけました。興味のある方は、ぜひここをクリック(日本語)。セミのおかげで、人生60年にしてはじめて数学に対して興味が湧いたような…。

ワシントンDCの自然 ~ ブルードX 厳しい現実

©William Ash

前のブログにも書いたが、ご覧のとおり、殻からぬけることができなくて死んだ幼虫や羽が奇形のセミが、今、木の下にはたくさん落ちている。その数は、日に日に増えていく。17年間の地下生活で何があったのか。人間による環境破壊のせいでないことを祈るばかり。これらの抜け殻や幼虫は、宮崎駿の「風の谷のナウシカ」のオームを連想させないだろうか?

ブルードXの登場によって、今、昆虫食の中でも、セミを使ったレシピなどがネットに出てきている。しかし、こうした奇形の虫を見ると、おいしいとか味覚の問題ではなくて、安全性が疑われてくる。ちなみに、セミはタンパク質がとても多いらしい。しかし、全くその気になれない……。第一、成虫は、とてもかわいいのだよ。