四国遍路道メモア:空海の人びと

 

30代のアメリカ人と日本人の夫婦遍路が四国遍路道を、八十八ヶ所、奥の院、番外を訪ねながら3周した思い出をまとめた75日間の聖地巡礼日記。「空海とともに歩く」という暗黙の了解は、何を見せてくれるのだろうか?

 

空海のこともよく知らず トボトボと
霧の中 山の中 雨の中を75日

明暗に ウソと誠が混じり
シリアスなのか コミカルなのか
自然なのか 不自然なのか
超ローカルなのか ユニバーサルなのか
全くもってわからない

どんどん湧き上がってくる思い出の中で
未来図が 突然 発光したりなんかして
つくづく思うことは ただひとつ

「ホントのところ この道で
体験しているものは 何なのか?」

終わってみれば ただすれ違う人びとに
「どうぞ お気をつけて」
と微笑みたくなる

 

目次(実物のデザインとは異なります)

レビュー(2件)

★★★★★一枚の写真も載っていないのに、まるで写真集を眺めているかのような錯覚に陥り、終始一緒にお遍路さんをしている感覚になる不思議な魅力を持った本。そしてお遍路さんの道は自分が夢想したような極楽浄土の道ではなく、厳しい修行の道であることに気づかされ、時にユーモアや慈愛に満ちた筆者の描写に救われる。筆者夫妻がお気に入りのガイドブックを携えて遍路道を歩いたように、自分もこの本をリュックに入れて、近い将来「空海の人びと」に会いに行かずにはいられない。(FIさん)

★★★★★ 四国遍路で空海の人びとに会う!
お遍路道の自然描写がとにかく美しい。湿った空気や雨上がりの青い空、土の匂いや風の音まで頭の中で体感している自分に気づく。まるで脳の中で私も四国遍路をしているような感じになる。その美しい遍路道を迷いながら歩いて、心の葛藤を経て成長していく彼らを応援している自分がいる。
お遍路初心者マークの著者は、厳しいお遍路道への感想を正直に書いている。時には面白おかしく、疲労が極限に達した時は感情を爆発させ、またその後大いに反省したり。アメリカ人の夫との珍道中にこちらも笑ったり泣いたりハラハラしたり。お接待の意味や道程もよく書かれていて、四国遍路を巡るため、ありがたい一冊となった。若い人にも読みやすいガイドブックではないかと思う。(楽天ブックスのレビューより) https://review.rakuten.co.jp/item/1/278256_16074281/1.1/

(Hakusan Creationでは、いつでもレビューをお待ちしております)

 

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