ワシントンDCの暮らし ~ アーチェリー

©William Ash

最近、夫婦で新しい趣味をはじめた。アーチェリー。コロナ禍でも、野外でできるいい運動はないかと思っていたところだった。

アーチェリーにはいろいろな種類があるが、私たちが選んだのは、的を射るだけのターゲット・アーチェリー。動物を殺すものではない。

練習場は、二―ウッド公園(Needwood Park)。画像のようなターゲットが3コースあり、無料。人気があり、結構、混んでいる。

画像の的は、直径40㎝。スポッティング・スコープは、矢が的のどこにあたったのか見るためのもの。

びっくりしたのだが、アーチェリーは、とても瞑想的なスポーツで、肉体と精神の絶妙なバランスを楽しめる。正しい姿勢と集中力の鍛錬の繰り返し。年齢を選ばない。人と争うこともない、沈黙の競技だ。

練習場は森林公園内なので、早朝にいくと空気がすがすがしい。フクロウの声がし、渡り鳥が頭上をいき、時には鹿が練習場を横切っていったりする。今もメイン州にいるような気がしてくる。

アーチェリーが、かつては(今もだが)、こうした動物たちを殺すための道具だったのかと思うと、公園の動物たちの「そうだよ、的は、俺たちじゃない。お前の心だよ」という声が聞こえてきそう。

もちろん、この公園では狩猟が禁止されているので、森を徘徊しているハンターなどいない。この狩猟シーズンでも、動物も人間も安心していられる。

 

 

ワシントンDCの風景 ~ 693,000 本の白い旗

©William Ash

10月4まで、ワシントンDCのワシントン・メモリアルの周りには、コロナで亡くなられた人を追悼する白い旗が並べられている。合計死亡者数と旗の数が合うように、日々、旗を足している。追悼に訪れる人も、後を絶たない。

私たちが訪れた水曜日の死亡者の数は69万3000人だったので、それに近い数の旗が芝一面に、広がっていた。数字を旗として認知して、あらためて死亡した人の数の多さに驚かされた。白い花の海だった。

これを、データ・ビジュアライズというのだろうか。

旗の中には、追悼の言葉が、家族や知人によって書かれたものもある。風になびいたとき、「ママ…」「パパ…」「おばあちゃん…」「ミス…」という言葉が視界に入ってくると、心が痛んだ。

コロナは収束に向かっているというけれど、アメリカでは毎日およそ2000人が亡くなっている。今日の10月1日金曜日現在では、69万7988人。

ただ、不思議でならない。義務ではないが、まわりでジョギングや散歩をしている人たちが、全くマスクをしていない。この旗の海が視界に入っているはずなのに、どういうことだろうか? まさにサバイバー・バイアス。

子供たちはワクチンを接種していないし、いつ新種のコロナが現れるかわかない。つくづく、同じものを見ても人の反応はそれぞれで、脳内ワイヤリングのちがいを感じた。

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ワシントンDCの風景 ~ Portal

©William Ash

国立アフリカ系アメリカ人歴史文化博物館のファサード(National Museum of African American History and Culture.)。