Shenandoah ~ シェナンドー国立公園

on_the_road_shenandoah12月下旬に、アメリカ東海岸の北端のメイン州から、南の端にあるフロリダまでドライブをした。

画像はバージニア州のシェナンドー国立公園を走るスカイラインドライブ(全長169キロ)から、シェナンドー渓谷を撮ったもの。東名高速で東京ー静岡間が161キロだから、その間をずっと景色のみごとな森の中をアップダウンしながら抜ける。

さらにこのスカイライン(25ドル)は、ブルーリッジパークウエイという無料の道に続き、バージニアからノースカロライナ州を抜けて755キロもある。この道も同じぐらいドライバーを夢見心地にしてくれる。

冬枯れの森といえども、静かで心安らかな時間が流れる。夏と秋には、大混雑するようだ。

 

 

Sun Worshipers ~ 太陽を拝む人びと

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©William Ash

朝7時すぎ、メリーランド州のオーシャンビーチには、朝日を拝む人びとの姿があった。文化にかかわらず、人間は、美しい朝日を拝みたくなる。それは儀式であり、新しい一日がはじまるという、時間がリセットされたような楽観的な気持ちにしてくれる。水平線上を昇ってくる太陽は、何度見ても、新鮮な経験だ。

人間は、こうして長い間、朝日を拝んできた。

そして、この時代に生まれた自分の心の中には、昇ってくる太陽を見ながらも、母なる地球が自転していて、太陽の光が今、アメリカ大陸の端を照らしはじめているという、衛星から眺めているような映像が浮んでくる。浜にいながらも、大きな宇宙の中にいること。その不思議に、笑顔が出る。

 

 

New Years Day, 2017

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©William Ash

新年、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

年末に30センチの大雪が降って、二日間ほど停電し、本日の元旦の朝に復旧した。電池で動くラジオから聞こえてくる音楽を聞きながら年を越した。停電には困るが、大雪のあとの森はやはり美しい。

青い鳥からのお知らせ!

30代のときに夫婦で四国遍路道を歩いて3周したメモア
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どんよりとした雪の週末だったが、バードフィーダーのまわりはにぎやかで、コガラナゲキバトエボシガラ、ゴールドフィンチがひっきりなしにやってきた。中でもアオカケス(blue jay)は、6羽ぐらいでやってきた。
カラスの仲間なのにブルーの高貴な衣装をまとい、淡い色合いが微妙なのに、しっかりと目立つ。鼻のあたりの黒い線をいかして、にらみの効いた表情を見せたりする。
メイン州では珍しい鳥ではないけれど、雪の日にはとても美しく見える鳥だ。絶対に、お友達になりたい!

 

In the Shadow of the Moon ~ 月影の中

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©William Ash

水曜日は、月影の森を歩いた。満月の光が、積もった白い雪に照り返し、その中を歩けば空気は澄んで鋭く、音は冬の空に消えていくかのよう。この世界でそれぞれの固体の型を作っている固い枠が失われて、樹々はみな影となり、距離も大きさも幻想になる。

Fading Light ~ 消えゆく光

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©William Ash

もう4時半になると日が暮れる。夏には、空からゆっくりと光が引いていったものだったが、今は太陽が沈んでしまえば、光には大地を照らし続ける力など残っていないので、どんどん辺りが暗くなっていく。この酷なる残照の美しさは、まぎれもなく冬の到来が近いことを告げている.

Autumn Rain ~ 秋雨

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©William Ash

秋の庭は、刻々と色を変えていく。同じ庭でありながら、自然とともに移ろっていく。目まぐるしい変化をみせて、冬の眠りにつく。

でもこれは、広葉樹だけのことではないらしく、ずっと前にある植物の本で読んだことだが、トマトなどは種のときから枯れていくまでに、すべての色を経験していくのだそうだ。観察力に乏しい自分の目には緑にしか見えないのに、実は外見の形はもとより、色までもどんどん変化させまくって、一生を終えていくらしい。

あっぱれかな、トマトさん。

遍路道を三周して学んだ大切なことのひとつに、「すべては絶え間なく変化していて、人間も自分も、同じように変化し続けている」ということがある。それが本当の姿なのだと、ただ道を歩いていただけなのに、子どものように感じた。実は、みんな、トマトだった。すべては変化し続ける。前と同じような色に見えても、実はちがう。英語でいえば、Life goes on!  となり、米国でのトヨタの宣伝文句を使わせてもらえば、Moving forward! というところだろうか。

Gray and Overcast

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©William Ash

先週は秋雨が続いて、灰色の中で紅葉の色が一層映えた。とはいえ、美しい紅葉の季節は終わりを迎えようとしている。最低気温は、0度近くになってきた。目は色の輝きをみつめて止まないが、冷たい風が首筋に流れこんでくると、真っ白な冬の森がしのびこむように風景に重なってくる。