台場公園(第3台場)

写真の下半分にある日本庭園のように見えるのは、第3台場とも呼ばれる台場公園。今ではのどかなこの場所も、元は、江戸幕府に開国をせまったアメリカ海軍司令官ペリーとの闘いに備えて1853年に作られた砲台だった。

その向こうに見えるのは、もちろん人工島のお台場。高層ビルの間からは、海上にかけられた東京ゲートブリッジが見える。

台場公園は、今でこそ、お台場海浜公園の入り江にそって歩いていけるが、1853年当時は、浜から数キロも離れていたらしい。公園はデートスポットとして有名だが、それだけじゃない。東西南北、どの方向を見ても、この165年の間に東京湾がどれほど埋めたてられてきたかを実感できる場所でもある……。

写真集 「 Earth, Water, Fire, Wind, Emptiness: Tokyo Landscape」より。

Kasai Rinkan Park ~ 葛西臨海公園

葛西臨海公園は、開発によって破壊された自生地を保存するために東京湾に造られた人工の島にある。橋は、東京、千葉、デズニーランド、成田空港をつなぐ高速道路の一部。また、スピーカーは、津波警報を知らせるためのもの。写真は、写真集 「 Earth, Water, Fire, Wind, Emptiness: Tokyo Landscape」より。 Click on the image for a larger view.

Tokyo Gate Bridge ~ 東京ゲートブリッジ

東京ゲートブリッジ(Tokyo Gate Bridge)は、全長2618m。そのうち、海上をまたいでいる部分の長さは、1618mで、レインボーブリッジの2倍もある。もっとも陸から離れた東京湾上に建設された高速道路で、水平線上の小島は、ゴミの埋め立てによってできた中央防波堤(Chuo Bohatei)だ。橋にもいろいろあるけれど、橋に水と空がかかわるとき、数学の美しさを感じる。

写真集「 Earth, Water, Fire, Wind, Emptiness: Tokyo Landscape

Edogawa ~ 江戸川

江戸川の堤防の高さは10メートルで、反対側の家々が並ぶ土地の標高はほど海面と同じだ。江戸川区の人口密度は、13900人/㎢。何百万という人が、この堤防によって守られている。

写真集「 Earth, Water, Fire, Wind, Emptiness: Tokyo Landscape.」より。

 

城南島

城南島海浜公園は、羽田国際空港のすぐそばにある。

タンカーや飛行機の姿が絶えずあり、釣り人がぼんやりとそれを見ていたりする。

都内では、珍しく砂浜まで楽しめる公園だが、水はまだ有害で、遊泳禁止。

それでも、公害だらけの70年代を思えば夢のような状態なので、「水の澄んだ東京湾で泳ぐ」という心の片隅にある夢が、現実化するような期待をもってしまう、

TOKYOが、水と空気が最もきれいなメトロポリタンになるような気がしてくる。

写真集「Earth, Water, Fire, Wind, Emptiness: Tokyo Landscape.」

 

第8回フォトブックショー

写真集「Tsukiji: Tokyo Fish Market Suite」 が、グリフィン美術館の8回目のフォトブックショーの作品に選ばれました。とても光栄に感じています。場所は、マサチューセッツ州の Winchester で、3月8日から4月1日の間、展示されます。お近くの方は、ぜひお立ちよりください。

Shitamachi~下町

東京は、日本でもっとも近代化された都市とされ、風景は絶え間なく変化している。ところが、開発の波をうまく逃れてきた地域もある。たとえば谷中。大好きな下町だ。

谷中は、今ではよく知られた下町だが、かつては農家が点在する山林地にすぎなかった。ところが、そんな場所を変える事件が起きた。1657年の明暦の大火だ。江戸の65%が焼けて、10万人が亡くなった。この大火事の火元はお寺と言われ、徳川将軍によって多くの寺が、江戸の北に移された。谷中は、このお寺大移動によって生まれた町のひとつだった。写真集「EARTH WATER FIRE WIND EMPTINESS ~ 地水火風空」より。

東京のお正月

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©William Ash

日本のお正月は、おもしろい。いろいろな行事がおこなわれるが、その中心はもちろん新年の初詣。人が川の流れのようになって、神社やお寺へ向って歩いていく姿は、いい年にしたいという人間の願いが作りあげる風景で、なんとも心温まる。東京の浅草寺も、大晦日の深夜から人であふれ、長い列ができる。寒かったけれど並んで待った初詣の思い出は、年を重ねるにつれていい思い出となっていく。

クリスマス・イルミネーション 1

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©William Ash

アメリカでは、12月になると家の外にイルミネーションがほどこされ、夜のドライブが楽しみとなる。宗教色はないけれど、日本も最近は負けていないようだ。写真は東京の小さなレストランのイルミネーション。その前を歩く人たちの顏にも、笑顔が浮ぶ。自分ではしないので、イルミネーションを見ると、してくれた人たちの心意気に感謝したくなる12月だ。