風の記憶

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©William Ash

アメリカン・ビーチ(American Beech, Fagus grandifolia)は、冬の間も葉をつけたままで、数種類のオークをのぞけば、家の裏の森ではこうした木は少ない。画像は昨日とったもので、暖かく、風もない日だったのだが、葉がこれまで受けてきた風によって、みな一定方向を向いていて、見ている自分まで風を感じるかのようだった。

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オーガニックなりんご ~ メイン州のりんごの季節

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William Ash

有機栽培でりんごを育てているが、見かけがよくないりんごがたくさん実る。もちろん、病気や害虫にもやられる。でも実際に皮をむいてみると、中身にはなんの損傷も見られないことが多い。画像のりんごの名前は「みどりちゃん」。家の庭にあり、何の種類かわからないので、色からとってつけた。果肉は柔らかく、かすかに緑色を帯びていてちょっと甘みがあるので、グラミースミスでもないようだ。

以前に住んでいたニューハンプシャー州もそうだったが、メイン州にも、種類の不明なりんごやクラブアップルが、田舎の道の両脇にけっこう生えている。こうした野生化したりんごの木は、害虫や病気に対しても、かなりの抵抗力をもっているようだ。でも、だれもとって食べたりしないので、もったいないような気がする。

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パープル・ロシアン ~ トマトな世界

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©William Ash

昨日のブログにある通り11月2日に初雪で、しかも嵐となった日には、もうヤケクソになって夏のことでも思い出すしかない‥‥。写真はエアルームトマトのパープル・ロシアン(PurpleRussian)。我が畑の野菜はオーガニック栽培という以上に、ほとんど世話をしないから見かけはよくないけれど、このトマトはジューシーでおいしく、長期にわたってたくさんの実をつけてくれる。さすが、ロシアからきたトマト。メイン州の短く、かつ今年のような冷夏でも、しっかりと育ってくれた。夏の間は庭をフラフラ歩いては生をかじって食べていたが、これからは冷凍保存しておいたものを熱々のスープにしていただく日々になりそうだ‥‥。

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記録的に早い初雪

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©William Ash

まだ11月になったばかりだというのに、週末に、雪嵐がメイン州を通過した。いつものように停電が各地におき、我が家も、日曜日の正午から月曜日の午前中まで停電となった。昨年よりも2週間ぐらい早く、記録的に早い雪の到来だ。

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©William Ash

ストーブにあたり窓の外を見ていれば、横なぐりの雪によって、木々の幹までもどんどん白くなっていった。まだ葉をつけているりんごの木々にとっては,湿って重たい雪は命取りになるので、あわてて外にでて枝の雪を落とした。世界は、一気に変わってしまったといえばいいのか‥‥。先週の5つの写真は、みな1週間前に撮ったのだが、アーカディアにはかなりの雪が降ったようだ。

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落ち葉の観想

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©William Ash

「落ち葉」は英語で 、leaf litter 。 litter には、「ごみ、残りもの」などの意味もあるので、落ち葉をゴミ扱いしてやっきになって取りのぞくアメリカ人のフラストレーションを表わしているような言葉だ。森のすばらしいリサイクルシステムへの敬意が感じられない。それに、森の「ゴミ」のなかには、近づいてくる冬の警告を無視している生命の印だって見られる。たとえば、閑散とした裏の森では、林床の落ち葉の間から、スギゴケが小さな緑のお顔を出している。

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Englishー落ち葉の観相

今日の記事ー落ち葉の観想ーより、下の日本語を英語にしてみる。

驚くべきことに、森のなかに近づいてくる冬の警告を無視する生命の印がある。
私たちの林床の乾いた葉の間からは、スギゴケが突き出ているのが見られる。
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炎と青と風

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©William Ash

赤や琥珀色の葉が多くなり、昨日は風が強く、空は青く‥、空に燃えんとばかりに木の葉が舞い散った。裏の森の紅葉のピークが、過ぎたようだ。

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森の怪人

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©William Ash

先週、家の前の木立のなかで、何かが歩いている音がした。音はすれども、姿が見えない。ハリネズミかスカンクだと一撃を食らうので、枯れ葉を踏んで自分がいることを警告してみたが、歩いている音は止まることもなく、こっちに近づいてくる。その音が大きいので、また枯れ葉を踏んで、その上に口笛をふき、腕までもふってみたが、まだ歩き続けている。

こうなったら正体を暴いてやろうとカメラを構えていたら、その怪しきものは目の前に何気に出てきて、「あれれ?」と、やっと自分ひとりではなかったことに気がついたように顔をあげた。

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25周年記念展覧会

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©William Ash

ケネベック・ランド・ドラスト 25周年記念の展覧会が Harlow Gallery で始まった。私の写真(下)も選出されて展示中だ。ケネベック・ランド・ドラストの多くの土地は、公共のレクリエーションに利用されていて、私が撮影した場所である Small-Burnham 保護地区もそのひとつだ。この展覧会は11月1日まで開催中。

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©William Ash

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