食べられる庭~ワイルドラズベリーの収穫2015

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©William Ash

メイン州の夏の夜は、蚊はいれども風は涼しく、9時ぐらいまで明るい。今日も、6時過ぎにワイルドラズベリーを収穫した。今年は昨年にもまして実がついて、庭をひとまわりすれば500mlを超えてくるようになった。今夜は、さっそくアイスクリームをつくった。卵、砂糖を使わない簡単なアイスクリームのレシピでさっぱりしているので、フルーツをかえてよく作る。煮豆でも、懐かしの小豆アイスのようになって感動してしまった‥。

材料は

リコタチーズ 250 ml
グリークヨーグルト 250 ml (ヨーグルト、キーファ、牛乳でも可)
メープルシロップ 160 ml~250ml  (ハチミツ可。好みとフルーツの甘さで加減)
ラズベリー 500 ml
レモン果汁 大さじ1〜2(オプショナル)

手順は、

(1)ラズベリーの半分は、すり鉢かフォークでつぶして別にする。
(2)レモンと(1)以外を、全部ミキサーにいれて混ぜる。
(3)レモンと(1)を入れてへらで軽くまぜ、小さめの容器に小分けして冷凍庫へ。

 

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7月のトマト

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©William Ash

メイン州の夏は短く、トマトもしっかりと予定のスケジュールをこなして成長してくれないと、やり直しがきかない。今、花を盛んに咲かせながら、青いトマトをつけはじめた。先日は、わずかばかりだが、チェリートマトを収穫することができた。

ところで、この黄色の花の蜜を吸うのはハチばかりと思っていたら、先日はハミングバードが吸っているのをみかけて驚いた。家の前庭には砂糖水のフィーダーがあるのに、やはり自然の花がいいようだ。それとも見かけ以上に、トマトの花の蜜は甘いのだろうか?

筑土八幡神社—Tokyo Landscape

tokyo_tsukudohachiman東京が、ビルの海であることは知られているけれど、実際に見るまでは、数センチの場所も見逃さずに乱立するビルの姿は想像もつかない。ましてや、丘や谷もあるという東京の地形は、あまり知られていないので、見るものにとっては新鮮に感じられる。

画像は、写真集「地水火風空」からもれた4000枚のうちのひとつで、新宿区の丘の上にある筑土神社の写真だ。神社は、かつては江戸を見下ろせるサイトとして、名が知られていただろうが、今日では、何十にも重なりあうビルの中に隠れてしまっている。それでも春、参道の桜の花が咲けば、だれもが神社に気がつくにちがいない。

石の鳥居は、1726年にできたもので、これだけが第二次世界大戦の東京大空襲を生き残り、あとは焼けてしまった。入口には、新年用に竹が飾られてある。門の左には、子供用の小さな公園がある。

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7月のブラックベリー

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©William Ash

庭のブラックベリーの実が、薄緑色を帯びてふくらみはじめた。緑色の洋服が大好きな友達によれば、緑には実に多くの色があり、着こなしがとても難しいのだそうだ。でも、夏本番へと向う自然は、さまざまな緑を難なく着こなして、調和しているように見える。

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本日発売! 「地水火風空」

earth_water_fire_wind_emptiness_books「地水火風空~東京ランドスケープ」( Earth, Water, Fire, Wind, Emptiness: Tokyo Landscape)が、本日オンラインストアーにて発売されました。

本の詳細はこちらにて。また、ご購入はこちらから

近々、ハードカバー・バージョンも発売予定です。

6月の森

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@William Ash

ひと月前に芽吹いたばかりの森が、もう緑で満たされ、メイン州はもっとも美しい季節を迎えている。これから太陽の光にますます輝く夏、森だけは影のなかにある。

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Ana Merino—詩人

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2010年のベイツインターナショナルポエトリーフェスティバルで、詩人Ana Merinoに会う幸運に恵まれた。ポートレイトを撮影するためだったが、フェスティバルには他にも8人の詩人が参加していた。かれらの写真を撮影し、それをポスター用にデザインして、それぞれの詩人が短い詩を手書きで完成したポスターに書きいれた。Ana Merinoの詩は数カ国語に翻訳され、20冊以上の詩のコレクションに納められている。

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オオムラサキツユクサ〜食べられる庭

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William Ash

学名は、Tradescantia virginiana。英名は、spiderwort.。和名はインターネットで調べてみたところ、オオムラサキツユクサ。ネイティブアメリカンが、食料、薬草として利用してきた植物だ。どうみてもおいしそうに見えないので手を付けないできたのだが、今年になって、ついに庭に咲いているのを試してみた。う〜ん、すばらしい。

花は、ガクのところをのぞいて口に入れれば、清廉な甘い舌触りに、おもわず植物に向って「いただきました。」と食べたことが申し訳なくなって手をあわせたくなる。庭には、紫、白、ピンクの3種類のオオムラサキツユクサが咲いているが、みんな同じ味だった。サラダにいれたり、オムレツにのせるといいかもしれない。砂糖漬けにも向いている。

茎は、アスパラガスと同じ用に扱ってまちがいない。炒めたり、煮たり。茎の下の部分の太いところの薄い皮をはいで、中の白い部分を生で食べてみたが、これもいかにも植物の中の甘い水の味がして、かつコリコリしていておいしかったので、サラダに入れた。酢の物にもいいかも。皮ごと生で食べるなら、小さめに切らないと固くて歯につまる。似る場合は、10分が目安か。細かく切って冷凍保存して、冬にスープに入れるのもいいかもしれない。

葉は、サラダやスープ、お茶にして使うらしいが、今回は青ネギのように細かく切って冷凍庫に保存した。

多くの食べられる野草は、若葉以外は苦くて食べられないのだが、この草は花が咲いても味が変わらないし、多年草。どんどん増えていくし、花も清楚で美しい。自分の庭に植えられて、園芸としても楽しめるのだから善いことだらけ。

ただ、採取するときに切り口からでる汁で、かぶれ、アレルギーを起こすことがある。私の場合、指や手は問題なかったが、腕などにぶつぶつができて少し痛がゆかった。30分ぐらいで消えたが、採取するときは、皮膚に触れないようにすることをすすめる。

最近、アメリカでは食べられる野草のサイトが増えている。数年前は、食べられる野草を調べれば、サバイバルに取り憑かれた森の怪しいおじさんたちのサイトにたどり着いたものだったが‥。

それに日本からも、「食べられる野草」で検索して、このサイトにたどり着く人たちが毎日のようにいる。みんな、やはり野草の力、野草についているバクテリア‥に関心があるのかもしれない。農薬に疲れた人が、無農薬にうつり、最後には「栽培」という考えも超えて野草にいくのは、当たり前か‥‥。食卓にのぼる食品に、少しでも野草があるだけで、ちがってくるものがあるのかもしれない。

参考文献:「Edible Wild Plants」( by Lee Allen Peterson published by Houghton)

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野生動物はカワイー(くない)!

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@William Ash

写真は、ゼニガタアザラシの赤ちゃん。「かわいい〜」と声をあげたくなるが、実際はそうでもない。ともかく、決して近づいたり、触ってはいけない。手で海洋哺乳動物に触れることは、「違法!」。おまけに、噛みつかれる。

メイン州の海岸で海洋哺乳動物を見かけて、怪我をしていたり、写真のように親に捨てられたか、親からはぐれてしまった子供だと思ったら、メイン州の海洋哺乳動物連絡先ホットラインであるこの番号 1-800-532-9551 に電話をしよう。自分も電話をした一人だった。もっともアザラシの母親は、24時間ぐらい子供を置いて海岸を離れることがあるそうで、捨て子かどうかの判断は難しい。でも、やっぱりかわいく、無防備な赤ちゃん。電話するにこしたことはない。