アメリカ国内の引越 ~ Part 2 州内の引越と犬

引越2回目 メイン州内の移動

2008年の春、第2回目の引越は、70 km (44 miles)、J町から車で1時間離れたS町へ。1回目と同様に、UHAUL の20 feet のトラックをレンタルし、夫が運転した。

© William Ash

今回は、義父母の「運搬の手伝いをするよ~」という、たいへんありがたい(ながらも無謀な)申し出をお断りし、夫が一人で荷物の運搬をして、家具などは私が手伝った。たった44 miles の引越。楽勝だと思った。

今回の引越は1回目と同じで、J町→ S町と、 one-way のレンタル になるはずだった。

 

one-way の場合、自家用車はどうするか?

(1)トラックにつないで引きずっていく

(2)家族の他の人が自家用車を運転して、トラックの後についていく

 

ところが、

我が家の大型犬は、大きすぎてトラックに乗せられないし、プリウスの中に入れてひきずっていくには不安があるので、(1)は不可。

信じられないことに、

私は運転ができない。免許をもっていない……。(2)も不可。

つまり、one-way のレンタルはできない。

 

仕方なく、下のような手順となった。

まず、夫が愛車プリウスに乗って、引越先のS町でトラックをレンタル。プリウスは、UHAULの駐車場に置かせてもらう
→ トラックに乗って、J町に帰宅
→ トラックに荷物を詰め込めこんで、犬は家に残して、二人だけでS町に行って荷を下ろす
→ トラックをUHAULに返却し、その駐車場にとめておいたプリウスに乗って、J町の家にもどっ犬をひきとる
→ 二人と1匹そろって、S町にまた向かう。引越完了!

 

第1回目の引越とちがうところは、

トラックをピックアップする店と、ドロップオフする店が同じということ。

こういう場合、

基本料金に移動料金が含まれず、返却時に走行距離に応じて請求される。

 

引越費用
2021年2月のルートで計算してみると、

 

トラックレンタル料3日分:
20フィートの3日分のレンタル基本料金 ~ 119.85ドル
移動料金 ~ 1マイルにつき0.99ドルの移動料金がかかる。往復したので88マイル走り、0.99ドルx44マイルx2=87.12ドル
合計で、およそ207ドル

ガソリン代:
トラックのマイレジが最悪で、1ガロン当たり10マイル。よって、44マイル x 2 ÷ 10マイル X 2.7ドル=23.76 ドル

保険料3日分:
14ドル x 3 = 42ドル。任意だが、加入を絶対にすすめる。

Environmental fee(環境料):
3ドル。この怪しげな料金は、トラックの部品やジャンクの破棄、リサイクルのための費用と会社側は説明している。2008年3月からいきなり追加された料金だ。

その他:
二人で家具を運ぶのに、19ドルの lifting and moving straps を購入。軽々とベッド・フレームでも運べたので驚いた。重い植木鉢とか、本箱とかもOK。優れものなので、おすすめ。アマゾンで買える。私たちは、腕にひっかけるタイプを購入したが、肩にかけるタイプもある。

荷物の運搬について:
UHAULのサイト内に、荷物の運搬だけを手伝ってくれる人を頼めるサイト(Moving Help)があるし、トラックをレンタルすると、会計のときにそういった画面も出てくる。1時間あたり二人頼むと、80 ~ 100ドルぐらい。

5回目の引越のときに、このサイトを使って二人頼んでみたら、プロのような人がきて、なかなかよかった。物の取り扱いに神経質な夫も、満足した。つまり、評価のいい人たちを選べば、心配ないようだ。おすすめです。でも、事前の連絡などは、しっかりとやりとりした方がいい。

 

引越費用の税抜きの合計金額は、

およそ295ドル。

こんな金額で引越ができた。

さて、次の3回目の引越は、

業者に頼んでもっと短い距離の引越をした。

果たしてその料金はいかに……。

 

アメリカ国内の引越 ~ Part 3 に続く。

 

アメリカ国内の引越 ~ Part 1 は、こちら

アメリカ国内の引越 ~ Part 1 こぼれ話は、こちら

 

 

アメリカ国内の引越 Part 1 こぼれ話 ~ 除雪をしたのは誰?

©William Ash

アメリカ国内の引越 ~ Part 1 の余談になるが、引越の前日に、メイン州に雪が降ってしまった。借りた家には、入り口から家まで75mぐらいの私道が続いているので、

「雪が積もっていたら、トラックが入らない、、、どうする?」

メイン州に向かいながら不安になった。ところが、実際に家についてみると、しっかりと除雪がしてある!

感謝感激で、すぐに大家さんにお礼の電話をすれば、

「いや、知らないよ。」

しばらくすると、謎の50ドルの請求書がポストに入っていた。あわてて請求書にあったMr. T に電話をすると、

「前に住んでいた人から、引越したという連絡は受けていなかったので、いつものとおり除雪をしただけです。あんたたちが今住んでいるのだから、払ってください」

まあ、他の人を探すのも面倒だし、今後もこの人にお願いしようということになって、支払うことにした。

果たして、前の居住者は、
本当に除雪の解約をしなかったのだろうか?

1年半年後、私たちがこの家を引越すことになった。それで、Mr. T の奥さんに除雪の解約を告げておいた。

ところが、新しい家に引越したあと、また請求書が転送されてきた。私たちが引越した後に、数回も、あの家を除雪している。しかも、あの家には他の人がすでに住んでいるのにだ。すぐに電話をした。

「すでに解約をして、引越しているんですけど」

「そんなことは聞いていません」

奥さんは引き下がらない。やっぱりな~と思って、

「こちらには、X月X日に解約の電話を入れたという記録があります」

きっぱりと言うと、彼女は大きなため息をついて、

「そうですか」

やっとあきらめた。

メイン州では、冬の除雪作業が大事な副収入になっている人たちがいる。なんたって、雪嵐でも真夜中でも、がんがんにトラックを走らせて除雪しまくる。

Mr. T も、本業は農業。一度、彼の農場の横にある小さなお店にいったとき、3,4人の子供たちが彼のまわりにいて、「生まれた子豚に、ソックスを編んであげるわ。パパ、小屋は十分に暖かいかしら?」と、かわいい会話をしていた。

除雪の料金だが、決して安いものではない。

10 cm 以上の雪が降ったときは、頼まなくても来てくれる。わが家は、75 m も私道があったので、1回で50ドルの除雪料金をとられた。5分足らずの作業で、50ドル。

しかも、大雪の場合はすぐにまた雪が積もるので、数時間後にまた来て除雪をし、30ドルがその度に加算された。

結局、雪のたびに除雪料金が発生して、一冬あたり、最低でも800ドルは支払った。

こんな顧客が4,5人いるだけでも、いい副収入になるから、顧客を失いたくない気持ちはわかる。でも、こちらとしては、しっかり記録をとっておかないといけないなと、痛感。

ニューハンプシャー州の知人の家の私道は、もっと長くて150 m ぐらいあり、1回の除雪料金は150ドル。さらにこれに、私たちと同じような追加料金が加算されたらしい。

この除雪作業だが、ドライブウェイような私道ではなく、公道を除雪する人たちもいて、彼らは町役場に雇われている。人の家の入り口をよけずに、わざとたっぷりと雪を積んでいくような人たちもいる。

この人たちとの知恵比べといえば聞こえがいいが、数年にわたる戦いの話は、いずれまた……。

アメリカ国内の引越 ~ Part 1 はこちら。

 

 

 

 

アメリカ国内の引越 Part 1 ~ 州から州への321キロの引越

6回のシリーズに分けて、
6回ほどアメリカ国内を引越をした経験をお話します。

短距離、超遠距離、いろいろあります。

トラックをレンタルしたり、運送業者に頼んだりと、
6回ともやり方を変えてトライしました。

日本とは、かなり事情がちがいます。
引越予定の方々、ご注意、ご参照あれ!

 

引越した家の庭の野花たち。ひと夏、芝刈りをしなかったら、野花の園が現れた。 ©William Ash

 

 

1回目ニューハンプシャー州からメイン州へ

2007年1月に、ニューハンプシャー州(NH)からメイン州(ME)のJ町まで、車で3時間半の引越をした。前日にかなりの雪が降ったので、ピリピリ、冷や冷やしながらの引越だった。

距離にして、321キロ (200マイル)。参考までにあげると、東京から名古屋まで高速で352 km。

荷物は、日本からの段ボール150箱、家具はソファ、テーブル、ロッキングチェア、カードテーブルぐらいだったが、大きめのUHAULの20フィートのトラックをレンタルし、夫が運転した。2~3部屋もあるアパート向きのトラックだったが、余裕をもって荷を積めたので、大きめのトラックをレンタルしてよかった。

アメリカでは、引越や修理は自分でやるのが当たり前らしく、夫の家族が荷物の運搬を手伝ってくれた。70代の義母と義父、50歳の義姉。みんな私たちよりも年をとっていて、ヨボヨボチームのように見えた。

しかし、アメリカ人を侮ってはいけない。義父は、20代に4年間海軍にいたことがあり、慎重190センチでみごとな体格をしていて、1月の極寒だったのに、トレーナー姿でやすやすと箱を運んでくれた。

あの時は、その頼もしさに感動したが、5,6数年後につぶやいた。
「人生の中で、あんな寒い思いをしたことはなかったなぁ」

 

UHAULのトラックを選んだ理由は

(1)他にもトラックのレンタル会社はあるが、UHAUL のは、後部扉(tailgate)の位置が低く、荷積みがしやすい。もちろん、トラックにスロープもついている。大型免許なしでOK。全米中に支店があるので、トラックのピックアップとドロップオフ(返却)がとても楽。

(2)引越日の変更、延長の融通がきくこと。NH州、ME州ともに、冬は雪嵐がきて、移動が突然にできなくなる。引越業者に頼むと、変更料に加えて、延長のための保管料の請求など、何を追加されるかわからないし、キャンセルの恐れもある。

きっちりとした日本文化で育った私にとって、引越のストレスを最小限にするための方法は、ともかくレンタル期間、トラックの大きさに余裕を持っておくことだった。

「ギリギリ」「あとでなんとかしよう」的な、アクシデントもチャレンジとみなして突っ込んでいくアドレナリンジャンキー的なアメリカ文化にはついていけない…。

 

さて、かかった引越費用を、
2021年2月のレートで再計算してみよう。

 

1.トラックレンタル料:
UHAULのサイトでピックアップとドロップオフの場所を入れると、2日間のトラックのレンタル料が319ドルと出る。 これには、2日間のレンタル基本料金と234マイルの移動料金を含まれている。走行距離が234マイルで、かつ2日以内に返却すれば、たった319ドルでいい。

でも、時間の余裕をもたせたかったので、3日間レンタルした。延長料は1日40ドルなので、合計で359ドルとなる。

3日間レンタルしたが、走行距離は234マイル以内なので、移動距離の追加料金はなかった。もし超えていたら、1マイル 当たり 0.4ドルの移動料金が、さらに加算される。追加、延長料金については、こちらのUHAULのFAQを参照。

2.ガソリン代:
この手のトラックは、マイレジがひどい。1ガロンあたり、10マイル(1リットルあたり、4.2キロ)。ME州まで200マイルだったので、ガソリン代は、今現在の1ガロン 2.7ドルで計算すると、およそ54ドルかかった(当時はブッシュ政権で、もっとガソリンがもっと高かった)

また、トラック返却時には、ピックアップ時と同量のガソリンを入れて返す必要があるから、さらに54ドルが必要となり、ガソリン代の合計は、108ドル

3.保険:
UHUALのレンタルのときは、保険の加入をすすめられる。現在の私たちの引越の最低保険料は、42ドル + 追加の1日分(たぶん21ドルぐらい)。予想外の経費だが、絶対に加入しておいたほうがいい。

というのも、私たちが借りたトラックの左のドアは最初から開きにくく、それがメイン州に着いた時には、開かなくなるほど壊れていた。保険にはいっていなかったら、何を言われたかわからない。

ともかく、借りたときに、すぐにトラックをチェックしておくことをすすめる。

 

よって、UHAUL による引越費用は、

509ドル

3度目、6度目の引越に比べれば、雀の涙ほど…。

 

(その他の費用)

・他にも私たちのプリウスのガソリン代、引越当日のホテル代や外食費

・税金と箱、引越用具。キャスターつきのドリーや、トラック内で荷物がずれないようにするラチェット、ストラップ、ネット、家具にかける毛布などを購入、またはレンタルした。詳しくは、UHAULのサイトにて。

こういう雑費が予想以上にかかったが、引越以外にも使えるので、購入価値は大あり。とくにラチェットとストラップは、車の上にカヤックなど大きな物を固定するのに、とても役に立つ。長い目でみれば、買った方がお得。

 

UHAULトラックの引越は、
経済的にも、精神的にも、かなり楽だった。

ただし、若ければこそ……のこと。

Part 2 につづく……。

Part 1のこぼれ話もあるよ!

 

 

ワシントンDCの風景 ~ Carousel on the National Mall

国立航空宇宙博物館( National Air and Space museum)のそばにあるこのメリーゴーランドは、元々は、1940年代にバルティモアで作られた。4頭の馬が一列に並んでいるところが、ユニーク。

今、ナショナルモールの美術館などが、続々と再開している。2週間前はメリーゴーランドは閉まっていたが、もうオープンしているかもしれない。

ワシントンDCの自然 ~ ブルードX「君の声は」

アパートの網戸にやってきたセミ ©William Ash

先週末から、セミの声が聞こえるようになってきた。ブルードXには、3種類のセミがいる。2種類はセミの鳴き声はセミそのもの。

ところが、

Magicicada septendecim の声には、びっくりした。

宇宙音みたいで、最初に外で聞いたときは、セミの声だとは思わなかった。

このNational Geographic のサイトで、3種類のセミの声や生態が紹介されている。Magicicada septendecim の声は、生だと、もっと少し質がよく、エコーのような空間を感じさせる奥行がある。

先週末は暑かったので、ブルードXの数は一気に増えて、街路樹も草原もすごいことになっている。赤い目にオレンジっぽい羽が、とてもおしゃれで、見ても楽しい。犬の散歩にいくと、洋服にはセミが、犬の毛に抜け殻がついていたりする。足の線はとても細く、手に乗せると、糸のような感じすらする。

周期ゼミが見られるのは、この地球でもアメリカの東部だけ。しかも、このブルードXの規模は最大級。昆虫学者も、昆虫食研究科もみな大興奮している。そして、鳥もネズミもラクーンも、カエルもヘビも、みんな超えてゆく。ありがたいね。「周期」というところに、自然の知恵が隠されているのだろう。

追記:6月22日
アメリカにだけ13年と17年の周期をもつセミがいるが、この周期ゼミの謎を、「セミと素数の関係」という点から説明しているとてもおもしろいYoutubeを見つけました。興味のある方は、ぜひここをクリック(日本語)。セミのおかげで、人生60年にしてはじめて数学に対して興味が湧いたような…。

ワシントンDCの自然 ~ ブルードX 厳しい現実

©William Ash

前のブログにも書いたが、ご覧のとおり、殻からぬけることができなくて死んだ幼虫や羽が奇形のセミが、今、木の下にはたくさん落ちている。その数は、日に日に増えていく。17年間の地下生活で何があったのか。人間による環境破壊のせいでないことを祈るばかり。これらの抜け殻や幼虫は、宮崎駿の「風の谷のナウシカ」のオームを連想させないだろうか?

ブルードXの登場によって、今、昆虫食の中でも、セミを使ったレシピなどがネットに出てきている。しかし、こうした奇形の虫を見ると、おいしいとか味覚の問題ではなくて、安全性が疑われてくる。ちなみに、セミはタンパク質がとても多いらしい。しかし、全くその気になれない……。第一、成虫は、とてもかわいいのだよ。

ワシントンDCの自然 ~ ブルードX 羽化成功

©William Ash

アパートの低木は、今、セミだらけ。夕方にこうして殻から抜けると、羽が伸びきるまでじっとしている。このセミは、幸運にも完全に羽を広げることができた。ピンク系の肌色をしているが、どんどん黒くなっていくから不思議。

羽のなんという繊細さ。美しさ。自分のことは棚において、「これが生物というものか」と見入ってしまう。ただ、黒い眉毛が、なぜか志村けんのバカ殿様を思い出させて笑える。

ワシントンDCの自然 ~ ブルードX 成虫

画像のセミは、道に落ちていたものを拾ったもので、生きているセミは目がもう少し赤い。

ブルードXは、5月中に地下から出てきて、6月に壮大なるリサイタルを開くらしい。飛ぶのがへたで、飛べてもせいぜい60メートル。イナゴのように群れて植物を食い荒らすこともない。

今、近所の道路のいたるところに、不羽化の途中で体半分だけ出したまま死んでいるセミや、成虫になってすぐに死んでしまったセミ、羽が不完全だったり、曲がっているセミが、道にたくさんころがっている。その数は、公園の木のまわりではとくに多い。

素人の単なる推測だが、夏の間にまく除草剤や殺虫剤、冬に公道の雪を解かすためにまくソルトなどが、こうしたセミに影響を与えているのかもしれない。

1匹のセミは500個の卵を産むそうだから、その中の1匹でも生き延びて卵を産めば、セミの「虫系」は保たれるのかもしれない。でも、こうもたくさんの不完全なセミをみると、心配になる。

でも、はやく彼らの大合唱を聞きたい。うるさいそうだが、セミの声は子供のころの夏休みを思い出させる。昭和の夏休み 。かき氷にスイカ、すだれ。もっとも、ブルードXは、夏を待たずに6月には、地上の舞台から姿を消してしまう。そして、次のリサイタルは、17年後。

虫が、17年という長い周期というか寿命をもつのはなぜだろうか? 自然のシステムによって生まれた周期なのだろうから、意味があるにちがいない。

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ワシントンDCの自然 ~ ブルードX 羽化

©William Ash

前回につづき、ブルードXの続き。

アパート内の大木の幹では、多くのセミの幼虫が、地下の生活で使っていた殻を脱いで、羽化をしている。これは夕暮れ、暗くなってから始まる。羽化は、穴ぐらを出てから1時間以内に終わるというから、かなり速い。

驚くほど、コンパクトに折りたたまれた羽や体。画像の体は半透明だが、殻を完全に過ぎ捨ててから30分ぐらいで、もう成虫の黒っぽい色に変わる。

こうした変化をみると、自然のシステムのすごさを感じる。「何がこんな世界をつくっているのだろう?」なんて、またまた思う。

それに、セミたちを待ち受ける鳥や蜘蛛、野良猫などの天敵をまず満足させるために、最初に地下から出てくるセミのほとんどは、オスなのだそうだ。メスは、後からでてきて、交尾をして卵を産むという。

世界には3400種のセミがいるが、ブルードXのように周期的に大量発生するセミは、アメリカの東部にだけ見られるという。17年周期のセミは、ほかにも12グループあるが、ブルードXと呼ばれるグループはその中でも最大で、3種類のセミがいる。

自然は、おもしろい。