フォーコーナーズ ~ 時のスケールが見える

©William Ash

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海洋の下でコロラド高原ができあがるまでに、何億年とかかった。空気に触れて浸食により谷や尖峰ができるまでに、さらに何億年とかかった。その間、植物や動物は、変わり続ける状態に適応したり絶滅した。そして人類は、歴史上、最後に現れたここの居住者となった。

Goosenecks State Park ~ グースネック州立公園

ユタにあるグースネック州立公園(Goosenecks State Park)は、コロラド高原を蛇行して流れるサンワンリバーにより、深く削られている。渓谷を流れる川の長さは9.6キロもあるが、蛇行しているために距離的には2.4キロしか進んでいない。画像の右よりの地平線上ある小さな凸はがアリゾナ州にあるモニュメントバレーと言ったら、この公園の規模がわかるだろうか。。

Starburst ~ ステレオ写真(立体写真)4

これを、ステレオ写真(立体写真、3D写真)で見てみましょう~。

まずは、画像をクリックして「拡大」してください。

次に、中央の黒い中心線で目を交差させます。

3つのイメージが、並んで見えませんか? 中央の写真が、立体的な3D写真となって見えているはずです。

ステレオ写真についての詳細は、ステレオ写真3を見てね。

Blue ~ ステレオ写真(立体写真)3

ステレオ写真(立体写真)Par 1~3では、飛行機の窓から撮った画像を使用しています。それには理由があります。

まずは、この問いから始めましょう。

人間の目が「奥行き」を感じるのは、どんな時でしょうか?

たいていは、物が重なり合っている場合、遠くのものがより青くてぼやけて見える場合(大気遠近法)、自分が動くことで物体との距離が変わるときなどです。

でも、あまりにはるか遠くにあるものを見ると、立体感は失われます。両目の距離が短すぎて奥行きを感じられなくなるのです。飛行機の窓からみた景色などは、そのいい例でしょう。

でも、飛行機から撮った写真を使えば、立体感が味わえるステレオ写真(立体写真)を作ることができます。左右のそれぞれの目がずれることで、3-D画像となるからです。

ただ、ステレオ写真をつくる元の画像は、全く同じものではなくて、ちょっとだけ違わなければなりません。

だから、数秒間の飛行距離が大きい飛行機の窓から撮った写真は、格好のステレオ写真となるのです。ほんの数秒だけずらして撮った、ほぼ同じに見えるようでちょっと違う2枚の画像。それが、ステレオ写真用のペアとなるわけです。

上の画像で、トライしてみてくださいね。まずは、画像をクリックして「拡大」して、中央の黒い中心線で目を交差させます。

3つのイメージが、並んで見えませんか? 中央の写真が、立体的なステレオ写真となっていて、さらに左右の画像よりもなめらかで艶があるように見えているはずです。

ステレオ写真Part 1, Part 2 はこちら。渓谷の深さ、大地を刻む波模様など、はっきりと見えませんか?

 

飛行機の窓から ~ 青き水平線

フライトは楽しい。窓際の席に座ったら、自分は、映画上映中でもブラインドをちょこちょこ上げて窓の外を見て、フライトアテンダントを困らす乗客の一人と化す。

仕方がないのだよ。人類の歴史上、地球のこうした風景が見られるようになったのは、こうした視点から世界を見られるようになったのは、ほんのごく最近のこと。だから好奇心から、どうしてもブラインドへと手が伸びてしまう……。

(画像は、必ず拡大してから見てね。)