グレー・ペアメイン(Gray Pearmain)は、ラセットアップル(russet apple) に属している。当然、大地のような深い味がするが、ゴールデン・ラセットほど個性的ではなく、もっと混じりけがない。保存が効く、いいりんごだ。
グレー・ペアメイン(Gray Pearmain)は、ラセットアップル(russet apple) に属している。当然、大地のような深い味がするが、ゴールデン・ラセットほど個性的ではなく、もっと混じりけがない。保存が効く、いいりんごだ。
メイン州にはたくさんの果樹園があり、スーパーでは買えない珍しい種類のりんごが売られている。数年前、私はずっと探していた「ゴールデン・ラセット」をついに見つけた。こうした固定種(heirloom)のりんごは、アメリカでもめったに出会えない幻のりんごだ。
最初にこのりんごの名を聞いたのは、イギリスに長年住んだ夫の家族からで、「味は説明できないけど、おいしい」というものだった。実際、自分も食べてみて感じたことは「こんなりんごは食べたことがない」ということだった。小ぶりで、梨のような外見からはちょっと想像ができない。派手な味ではないのに、しっとりと甘い。あえていえば、高級感のある味なのに、大地の味がするというのか? それに、この食感は何なのだろう?
保存がきき、デザートアップルとして食するだけでなく、アップルサイダーにも使えるゴールデン・ラセット。待ちかねる晩秋の味覚のひとつである。
今年の秋は、おだやかだ。例年なら初霜が、9月の終わりか10月のはじめにおりるのだが、まだそれがない。空からふってくる落ち葉の下で、わずかだがたんぽぽが春先のように咲いて、蜂が、我先にとやってくる。
このマルハナバチが、たんぽぽの上に陣取って二日がたった。花が閉じると、閉じた花の側面にひっついてじっとしていて、翌日に太陽が照って花が開くと、まとこうして花の上にのっている。
蜂はきっとこのたんぽぽを、駅に選んだのだ。もうすぐ虹のかけ橋が、この花におりてきて、花粉をおしりにたくさんつけたまま、蜂はそれをわたっていくのだろう。
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