ノーザンスパイ(Northern Spy)は、生でよし、料理してよし、保存は効くし、その上、サイダーもつくれるという優れたりんごだ。サクサクしていて甘いのに、ちょっとレモンの味がする。
「メイン州」カテゴリーアーカイブ
森の精霊 ~ 晩秋
アイダレッド ~ メイン州のりんごの季節
11月のメイン州の海岸にて
晩秋の静けさ Part 3
メイン州の詩 ー 晩秋のカントリーライフ
マグカップをにぎって 朝の庭を歩く
足下の土は 日に日に固くなっていき
バードフィーダーは アメリカコガラに占領され
その下では ドバトがのんびりと 落ちた種を拾うように食べ
シマリスが ほほをいっぱいにしながらも
まだ大急ぎでえさをつめこんでいる
しかし まだ やつの姿はない
今のうちに あの低木を切ってしまおうか?
最初はやせていて 狩りもへたくそ
厳寒の中 バードフィーダーの下に当然のように座っていた
それがこの数年 晩秋にひょっこりとどこからかもどってきて
あの暗い低木の下に潜むことを覚えた
地面のえさに気を取られて
ふらふらと迷い込んできたものに飛びかかり
庭のどこかへいって ひとりでゆっくりと食するようになった
あー いやだ いやだ
ただでさえ寒い冬 わが庭でそんな血が凍るような光景は見たくない
今 低木を切ってしまえば きっとやつもいなくなる
しかし やつは‥‥おそらく‥‥野ネズミもとってくれている‥‥
屋根裏にはいってきて
煙突のまわりに 小さなふかふかのベットをつくって
ぬくぬくとする野ネズミたち
やつなら ねずみ取りにもかからない頭のいいネズミもとれるはず
あー こまった こまった あの黒猫め!
コーヒー片手に散歩を楽しもうと思ったのに
私の頭は 今朝もまた木の下をにらんで 堂々巡りをはじめた
by 大坪奈保美 ©Naomi Otsubo 2013
(注)ひとつ前のブログもご覧ください
秋の訪問者
晩秋の静けさ Part 2
メイン州の詩 ー 秋の午後
「秋の午後」
土曜日の午後
あなたがソファで 横になって眠っている
こんなときは 私も静かな気持ちでいよう
りんごの皮をむきながら
パイ地をのばしながら
台所の窓の外を見たりして
安らかな気持ちで時をすごそう
きっとあなたは今 眠りのなかで
落ち葉をふみながら あの木立の中を歩いている
ときどき、梢の向こうの空をみあげ
うろこ雲をみつめたりしている
立ち止まっては 野草がつけたたくさんの種を
珍しい昆虫か何かのように見入っているかもしれない
そして あと小一時間もすれば あなたは
琥珀色に輝く光となって流れる風の中で
ささやきを聞くだろう
「お茶の時間ですよ」
By Naomi Otsubo ©Naomi Otsubo 2013
ブルー・ペアメイン〜メイン州のりんごの季節
ブルー・ペアメイン(Blue Pearmain) は、おいしいデザート用のアップルだ。グレー・ペアメイン と同じ「ペアメイン」が名前についてはいるものの、その中身と外身は似ても似つかない。柔らかな食感にマイルドな味がする繊細なりんごだ。メイン州をはじめとするニューイングランドでは、200年以上にわたって、この固定種(heirloom)のりんごが栽培されている。







