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「カメラ」カテゴリーアーカイブ
納屋 ~ マナドノック地方より
家畜の小屋や納屋は、ニューイングランドにはなくてはならない建物で、アンセル・アダムズがニューハンプシャー州で唯一撮った写真というか、唯一、写真集に載せたと写真も、納屋の写真だったように思う。
ニューイングランドには、今でも馬やポニーを普通のペットのように飼っている人たちが結構いる。森を歩けば、ゆるやかな馬の足音に続いて、乗馬服でばっちりと決め、背筋を美しいほどピンとのばした男女が木立のなかから現れて、「ハ〜イ!」と高い馬の背からこちらを見下ろように挨拶をしてくる。ダウンタウンアビーや、ジェーン・オースティンの「高慢と偏見」じゃないが、まさにイギリスBBC放送のクラッシックシリーズのドラマの風景さながらで、唖然とさせられる。
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消えたマリオネット~マナドノック地方より
ニューハンプシャー州マナドノック地方にあるピーターバローの町には、小さいながらも、すばらしいマリオネット(天井から糸をつかって操る操り人形)の劇場があった。新聞社を経営していたTed Leachさんが退職後に始めた劇場で、異色なことに、クラッシックオペラを人形によって上映していた。大人はもとより、子供もオペラを楽しめるシアターとして、町はもとより、世界もまわって上映し好評を博していた。
写真は、楽屋裏で撮ったプッチーニのオペラ「ラ・ボエーム」のミミ役の人形だ。無表情な人形にすぎないのに、すばらしい音響効果と人形のひとつひとつの巧みで繊細な動きに、こっちの心が揺さぶられる。子供相手の操り人形だと思ったら、おおまちがい。「ラ・ボエーム」を観て、最後のミミの死に涙してしまった‥‥。ただ残念なことに、劇場が入っていた築155年のレンガ作りの教会が火事にみまわれてしまい、今はもうない。
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森の注意書き~ マナドノック地方より
チェスターさん ~マナドノック地方より
マナドノック山 ~マナドノック地方より
世界でもっとも登山客が多い山は、日本の富士山。その次の山はどこでしょうか?
実は、日本ではほとんど知られていないけれど、ニューハンプシャー州の南にある「マナドノック山」(Mt. Monadnock)が、2位につけることが多い。もちろん、北アメリカで最も登山客の多い山のひとつに頻繁に選ばれている。
標高は 965mしかないが、まわりに高い山がないので、多くの人を引きつけるのかもしれない。それに、ともかく頂からの眺めが素晴らしい! 遠くの地平線まで延々となだらかに続く美しい森を見たとき、逆に日本が山国であることを実感した。
山のまわりの地域は、山からとってマナドノック地方と呼ばれている。ここに住んだ経験があるが、森のなかに市町村があり、みんな文明的な普通の生活をしてる。私の地味で不便という田舎ぐらしに対するイメージを一新してくれたのも、このマナドノック地方だった。
ハッピー サンクスギビング!
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日本の風景 ~ 遍路の今と昔
四国遍路道は、88ヶ寺だけをめぐるならばおよそ1200キロある。整備された道や速乾の服、靴、レインギア、テントに寝袋といった近代的な装備のおかげで、速い人で40日未満、平均して50日ぐらいでまわれる。「歩き、祈る」という基本的なことは同じでも、100年ぐらい前は、100日ぐらいかかったそうだ。
下の写真は、1914年に出版された本、Nippon’s Lotus Ponds; Pen Pictures of Real Japan ( Matthias Klein著) に載っていた20世紀初頭の僧侶の遍路姿で、わらじをはき、ござや弘法大師の像を背負っている。さぞかし、たいへんなことだっただろう。
30代のアメリカ人と日本人の夫婦遍路が、四国八十八ヶ所遍路道を奥の院や番外といっしょに3周した思い出をまとめた75日間の聖地巡礼日記
「空海の人びと」、
電子書籍とソフトカバー本で発売中。