春のお顏を、見つけたよ。おはよう。
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季節の変わり目
春の森 2016
ぼた雪を見ながら
Birefringence 〜 複屈折
マジック・オブ・ライト
人間がどのように光を経験するかといえば、簡単なことで、「光を対象に当てて、見えたものを見る」ということになる。光を当てる場所を変えても、影になる場所が変わるだけで、見ているものの固有の姿は変わらないと思う。
でも顕微鏡を使うと、ちょっとちがう。顕微鏡のすばらしいところは、微小なものまで見えて、よく制御された光の照明によって、光の複雑な性質を見せてくれることだ。
ここにトルマリンクリスタル(tourmaline crystal)を顕微鏡でみた画像を載せてみた。三種類の光に当てることによって、トルマリンクリスタルがちがって見える。
まず上の画像は、明視野照明法といわれるテクニックで撮った。一般に顕微鏡でよく撮られる拡大画像だ。これだとサンプルに当たっている光が、サンプルそのものによっては変化しなければ、光の白色の領域まで見える。でもサンプルによって光が散乱したり、吸収されたり、位相がシフトしたりして、光が変わってしまい密度が荒くなり、結局、見えるイメージも変わってしまう。
では、光を横から当てたら、このトルマリンクリスタルはどのように見えるだろうか‥
これは、暗視野照明法といわれ、横から照射するテクニックを使った画像。このテクニックを使うと、サンプルによって光が変質されない部分は、暗い部分を作る。
このクリスタルは、望遠鏡で見なければ、炭のようにただ黒い。それなのに、上のふたつの望遠鏡による画像だと黒く見えない。顕微鏡とちがって、人間の通常のビジョンだと、光がしっかりと制御されていないので、こうした光の特性を見ることはない。
最後は偏光を使った画像。光にはま偏光とよばれる特性があり、音波のように振動するだけでなく、波形が上下、左右に動いて、分布が一様でない。直接偏光は、光が特定の方向に振動する。第二の偏光を、第一の偏光に対して90度傾けると、第二の偏光が最初の偏光をブロックしてしまうが、サンプルは偏光の影響をうけることになる。
この画像は同じ水晶のもので、二つの偏光の間に置かれたもの。クリスタルとクリスタルの損傷部分(玉虫色の部分)によって偏光が変わり、第二の偏光を光が通過してこういう画像となった。画像の密度が高くなっただけでなく、色まで変わった。
上の画像のちがいは、ただ光を変えたことによって生まれたにすぎない。Photoshopなど、使っていない。光は、本当に驚くべきもので、奥深い。
見えるものと見えないもの
視覚が世界を作る。でも、人間が「目の前の空間にあるものを見ている」と思っている最中に実際におきていることは、「目の網膜に写ったイメージをプロセス中」ということにすぎない。見ている世界とその表層の現実は、心とバイオロジーによる幻想なのだ。
目によって、世界もちがってくる。よく知られているのは、昆虫の「複眼」。ほ乳類の目とちがい、映写された画像を使わないだけでなく、たくさんの目をもつ。クモなど、8個もの目をもっている。
画像の虫は、顏の前面の大きな目のほかに、頭の後ろに透明のドーム型の目を三つもっているように見える。拾った虫だが、なんの虫か知っている人がいたら教えてほしい。なんとなく仮面ライダーを思い出す。
こんなすごい面をした虫たちが、まわりをブンブン飛んでいるこの世というもの。ドローン顔負けの情報を虫は収拾しているかも……なんて考えてしまうし、人間の視覚では拾えない生命体がいて当たり前に思える。それが雲に見えたり、風をおこしたりしているのかも。











