黄昏 〜 Acadia National Park

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©William Ash

夏には夜の9時まで明るいメイン州も、今は冬に向かってどんどん日が短くなっていく。寂しいぐらいなのだが、それでも今はまだ午後8時までは明るい。そんな黄昏時に、アーカディア国立公園のLittle Moose Island(小さなムースの島)の丘から、スクーディック半島方面を眺めてみた。この島は、引き潮のときには海底を歩いてわたれる。とても小さな島だけれど、島から大西洋を見ていると、どこにいるのかを忘れてしまうぐらい平和な気持ちになる。

夕暮れの画像は、こちらをクリック〜満月と夕暮れ〜スクーディック・ポイント

 

ツルコケモモ

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©William Ash

アーカディア国立公園の Little Moose Islandでは、今、ハマナスの実といっしょに、ツルコケモモの実がどんどん赤さをましている。ツルコケモモ(Vaccinium oxycoccos)は, 酸性の土壌にはえる。焼きはらわれた沼地に最初に生えてくる植物のひとつで、ネイティブアメリカンは成長を促すために湿原を焼いたらしいが、栽培種のクランベリーとちがってかなり酸っぱいらしい。

Harvest 2016

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@William Ash

毎年のことながら、8月には驚かされる。たとえば、今年は桃やブラックベリーが豊作で収穫におわれた。収穫量が多いのはうれしいことだが、その分、仕事が増える。それでいて外に出て作業をはじめてしまえば、あとは瞑想的な時間が流れる。昼間の忙しさも忘れ、ただ収穫をするということだけなのに、地球という星のサイクルを感じている。ブラックベリーも桃も、こうして実をいただく人間や野鳥、受粉をする虫のことなど無関心かもしれない。それでいて、お互いが必要だという共生の世界にいるという不思議を思う。

 

Green

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@William Ash

この8月は二日おきに二人して、野原でワイルドブラックベリーを収穫した。野原はこの季節、さまざまな緑色にあふれているが、ふと視線を森にやれば、緑の波は森の深い緑色へとその色合いを変えていく。すでにブラックベリーの枝も、赤くなりはじめて、早くも秋の気配がする。

夏の盛り

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©William Ash  Sea Wall Beach in Phippsburg, ME

30度近くの真夏日が、3、4日続いた。日本のような湿気がないから、蒸し暑いということはないけれど、エアコンのないメイン州の住民にとっては、夕方に気温が下がるまではちょっとしんどい。他の地域の猛暑を考えれば、文句など言っていられないのだけれど。