ワシントンDC ~ Small Mysteries

©William Ash

シティーというものは、本当に面白い。一見、何でもないのに、よく見てみると、「これは何だ?」と思わせるものに出くわすからだ。雨水用のパイプに描かれた絵もへんだが、そのパイプが屋根の雨樋につながっているのならまだしも、二階のドアの窓から出ている。なんか変……で、怪しい。

ワシントンDCの暮らし ~ Soapstone Valley, Part 1

まるでメイン州で撮影したような写真だが、実は、ワシントンDC内で撮ったもの。政治の中心地であるDCには、すばらしいことに、7 ㎢(1854 acres)の自然豊かなロック・クリーク国立公園(Rock Creek National Park)がある。写真は、その一部のソープストーン・バリー公園( Soapstone Valley Park)で撮影したもの。この小川はDC内を流れ、やがてポトマックリバーに注ぎこむ。

ワシントンDCの暮らし ~ 情報求む

DCのバス停のデジタル掲示板には、1月6日に連邦議事会議事堂を襲った暴徒の写真が、代わる代わる出てくる。FBIが情報を求めているからだが、その数は、日々、増えている。「ARRESTED」とある人は、すでに逮捕済み。ニュースによれば、容疑者の家族や友人たちの多くは、率先して、情報を提供しているという。

ワシントンDCの暮らし ~ セキュリティー

バイデン大統領の就任式前日には、DCのバンクオブアメリカの支店のガラス窓に板が張られていた。他には、酒屋とかも板をはり、暴徒の侵入に備えていた。でも、ホワイトハウスの近くを除いては、多くの店が何の防衛策もとっていなかった。あれだけ兵士がきたので、みんなどこか安心していたのかな。

ワシントンDCの暮らし ~ 軍隊がゆく

明日のバイデンの大統領就任式の準備の様子を見に、ワシントンメモリアルの近くまで歩いてみた。デュポンサークルを超えた頃から、店には板がはられ、通行止めの所が増えてきた。人通りも少なかった。

今夜までに、合計で25000人以上の州兵、軍兵がDCに集まる。私たちも、画像のように一団となってホワイトハウスへ向かう兵士を見かけた。生まれてこの方60年、初めて軍隊なるものを直に見たわけだが、その姿に緊張感はなく、むしろ疲労感いっぱい。先頭をゆく兵士に最後部の兵士たちが、「もっとゆっくり歩けよ。速すぎだ-」とどなっていた。防弾チョッキを中に着ているからだろうか。みんなぽっちゃりと太っているように見え、とても戦闘要員には見えない。大丈夫だろうか?

通常、大統領就任式の警備は8000人らしいが、今回はその3倍となる。ダウンタウンには、首からIDカードをぶらさげた男性たちがたくさんいたし、私服の刑事とかもいるにちがいない。

ワシントンDCの暮らし~ 到着

年始年末にかけて、ワシントンDCに引越した。上の写真は、引越業者が去ったあとのアパート。映画の「インディージョーンズ」の「レイダーズ 失われたアーク」の最終場面のようだ……と、夫が一言。

メイン州を去るときに、かなり物を処分したが、本を捨てることができない……反省もこえて、あ然。さらに、カンザスシティで家具を買い足したので、26フィートのトラックの80%ぐらいが埋まってしまった。「本をわざわざ小さな箱につめてくれて、ありがとう。運ぶのが楽だったよ」と、引越やさんのお兄ちゃんたちが言ってくれたっけ。こちらこそ、300個を超える箱を運んでくれて、ありがとう!

ところで、ワシントンDCについた数日後に、連邦議会議事堂に暴徒が乱入する事件が起きた。友人や家族から「大丈夫か?」と連絡がくるまでは、髪振り乱して箱を片付けていたので気がつかず、アパートから「午後6時から午前6時まで、外出禁止令がでました」とメールがきて、さらに夜に「外出禁止令が15日間延長されました」と追加のメールがきたときに、外ではやばいことになっているのかも……と思い始め、外の様子をうかがえど、これといって何もなし。DCは小さいけれど、北西部にあるアパートのまわりは、今も、こんな感じだ。

自然の中の暮らしを求めて東京を出て、憧れのメイン州の田舎暮らし、フロリダでの巨大分譲地暮らし、カンザスシティの地方都市暮らしと、いろいろな環境に身をおいてきたが、今回は、縁あってのDC暮らし。これからもブログで紹介していきたいと思う。