Tokyo~人の森の気配

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©William Ash

メイン州は、森林面積の占める割合が86%と全米でもっとも高く、その割合は世界の傾向に反して、なぜか年々増えている。そういうところに住んでいると、ときどき東京の町中を歩きたくなる。

東京の住宅地は、ぎっしりと家で詰まっていて、とてもおもしろい。東京の一世帯あたりの平均の居住面積は、約68㎡。写真は板橋区で、人口密度は1k㎡あたり16924人。メイン州は、15人‥‥。

都心や湾岸でなければ、東京には、まだまだ一戸建ての家が多く見られ、夕方に歩けば、焼き肉やカレーの臭いが風に漂っていたり、テレビの音がし、自転車を降りて門のなかにしまう人や、洗濯物をあわてて取り入れる人の姿がバルコニーに見られる。

そして、煩雑ながらも家々の前にならぶ植木鉢の数々。美しいもの、優しいものに寄りそう人の心が見えてきて、ほっとしたり、うれしくなったりする。

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中央防波堤—海上のオリンピック

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©William Ash

中央防波堤は内側(画像中央)と外側(画像下)を合わせると、東京湾にある埋立て地のなかでもっとも大きく、完成時の予想面積は989ヘクタール。東京ドームの127倍にもなる。東北大震災の瓦礫50万トンも、ここに埋められている。

地平線上には、同じく埋立て地のお台場がみえ、その後ろに東京の都心が続く。これまでに250平方キロメーターもの東京湾の海が、埋立て地にかわった。公園などもつくられて、憩いの場所にもなっている。

そして、ついにオリンピックまでやってくる。

ここで、2020年の夏、オリンピックの一部の競技が行われる。外側埋立地で自転車競技、内側埋立地の海の森公園で、ボート、カヌー、馬術などが予定されているらしい。

潮風のなかのオリンピック‥。東京湾のイメージは、子供のころとは比べ物にならないほど、クリーンで、しかも洗練されたものになっている。

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日本橋—日本の橋

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日本橋は、徳川家康が国の道の長さを測定する始点として、1603年にかけた橋で、時代劇を見ていれば、かならず当時を思わせる木造の日本橋が出てくる。そのせいか、「にほんばし」と「音」として聞くだけでも、どこか粋でハツラツとして江戸を感じさせる力がある。

ところが、「お江戸、日本橋 七つ立ち〜」と鼻歌まじりに見にいく観光客を、なんて茶番!と、これほど唖然とさせる橋も少ない。1964年の東京オリンピックのために作られた汚い高速が、橋の上を走っていて、下には日の当たらない黒い川が淀んでいる。

それでも、今回30年ぶりに訪ねてみたら、あの汚かった川の水が臭わない。東京湾の水が澄んできたように、忍耐強く環境保全、景観保全に尽くしてきた人たちがいるんだな〜と、30年ぶりに訪ねてみて、感動してしまった。

1964年と2020年の東京における二つのオリンピックの間の56年が、「破壊」から「創造への回帰」の時代であったと言えるように、今度は2020年の東京オリンピックのために、日本橋の姿が少しでも改善されることを期待してしまう。

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夏を夢みれば Part 2 ~ ブリザードを前に

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©William Ash

今夜から、また暴風雪(ブリザード、猛吹雪)がきて、50センチの積雪が予想され、州都オーガスタの体感温度は「ー28度」まで下がるらしい。

上の写真は、7月の風に揺れる庭の木立。厳しい冬は、夏のことを思い出す気力も奪いそうになるが、これがまた夏は夏で、こんなに文句ダラダラの冬の景観を思い浮かべることすらできない。長い冬も、緑の輝きの前には、溶けるように消えてしまうようだ。

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森の色時計~「いろ」が通過中ですPart3

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©William Ash

冬は、季節について考える時間を与えてくれる。以前ブログに、2014年の森の色を色カレンダーにして載せたことがあるが、また別な視点から見てみようと、時計にしてみた。12時が一月で、時計回りに各月が並んでいる。ぐるぐると廻っている季節の色。その中にいることの楽しさ。でも‥、11時あたりから、3時過ぎまでやたら白が多い。やはり、この時間帯は、寝てすごすのが一番のようだ。

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夏を夢みれば‥

1月から2月にかけて、ニューイングランドは大雪にみまわれていて、メイン州では、南部のポートランドで 173センチ、北部のバンゴーでは 260センチを超えた。2月の現時点での積雪用は、通常の二倍だそうだ。

2週間の間に4回も雪嵐がきたりして、庭は真っ白。春や夏の庭の記憶まで、雪の下に埋もれていくようで、白の憂鬱に負けじと、夏の記憶をたどってみた。

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©William Ash

画像の両手につかんでいるのは、小さなカボチャではなくて、エアルームトマト。有機栽培でも、こんなに大きく育ってくれた。収穫したときは、香りがし、果肉は太陽の光を十分に吸収して、暖かかった。 すぐに分厚く切ってパンにのせ、チーズをのせて、コショウをかけて、オーブンで焼き目をつけていただいたっけ‥‥。

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ファーストフード~日本スタイル

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©William Ash

このサイトの英語版のほうで、今回、夫が日本のファーストフードについて、こんなことを書いている。果たして、外国の人にその良さがわかるだろうか?

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少なくとも欧米でファーストフードといえば、体によくない食べ物の代名詞だが、
日本のファーストフードは、そんなレベルまで落ちていない。
たとえば、ぼくが、ちょっとお腹がすいたので立ち寄った最後の店では、
9ドルぐらいでこんなものが食べられた。

魚、エビと野菜の天ぷら
ごはん
お味噌汁
ほうれん草のおひたし
お漬け物
食前に緑茶、
食後に番茶

ちなみに、ごはんとお味噌汁は、おかわり自由。

いや、ちがう。これで6ドルだった。
9ドルとなったのは、これにグラス一杯のビールをつけたからだ。

おまけに、注文したらすぐに出てくる。
たいていの店の入り口に食券をうる機械があり、
そこでチケットを買って、中に入って給仕の人に渡すだけ。
数分もすれば、すぐに出てくる。そして食べたら、店を出る。

ーーーーー

日本のファーストフード的飲食店は、素材の生産国にもよるが、価格と栄養の点で理想的。「ごはんにお味噌汁」が定食にはついてくるし、うどん、そば、天ぷら、ラーメンというものが手軽に食べれる。

ひと昔前はこういうお店のお客は、サラリーマンや独身男性がほとんどだったのに、今では、塾帰りの子供、学生、女性客、老人、家族連れなど、顧客層がものすごく広がっているのをみて驚いてしまった。

アメリカでも和食は浸透しているけれど、たいしたこともないのに、もったいぶった店もあり、それがファーストフード的なお店になると、とんでもないものが出てくることがある。

たとえば、ポートランドのオーガニックで有名なホールフードの飲食店で、うどんを注文したことがあるのだが、コンソメ味のみそ汁の中に、麺とともに薄いレタスが浮いていた。夫は、レタスを箸でつまみあげてひとこと、

「いったい、何を注文したっけ‥‥?」

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ラーメンですか?おでんですか?

tokyo_dining_out50数年の人生で、屋台で食べたことは一度しかないのに、久しぶりに東京に帰ってこういうものが目に入ると、やたらと懐かしく思えるのはどうしてだろう。ラーメンであろうと、おでんであろうと、なんでもいい。ただ大きなお釜から湯気がたっていて、無口なおじさんが外灯の下で、下ごしらえをしている様子が目に浮ぶ。

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暴風雪が残したもの

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©William Ash

火曜日のブリザードは、一日中吹雪となり、吹きだまりを庭のいたるところに残していった。翌日の水曜日は、かわいい電動の除雪機を使って、深さ50〜60センチもあるドライブウェイの雪をかくこと数時間。そのあとに飲んだホットチョコレートは、本当においしかったが、今日の木曜日の午後から明朝にかけて、また、30センチの雪が積もるらしい。

もうこうなったら、アップルパイでも焼くかな。雪かきのあとのお楽しみがあればこそ、重い腰もあがるというもの‥‥。

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Hakusan Creation よりお知らせ

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©William Ash

当サイトをいつもご訪問いただき、本当にありがとうございます。今年もいくつかの出版プロジェクトが進行中で、そのうちブログでご紹介していきたいと思っています。

これまで週5日、ブログを更新してきましたが、出版プロジェクトにより時間がとれなくなってきたこと、また、できるだけ厳選されたおもしろく新鮮な写真をブログに載せていきたいという思いから、今後は更新を、週3日ぐらいにする予定です。

どうぞこれからも、当サイトをよろしくお願いいたします。

上の写真は、ホワイトマウンテン国立森林公園です。画像をクリックすると、拡大されますので、拡大してお楽しみください。

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