新年、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
年末に30センチの大雪が降って、二日間ほど停電し、本日の元旦の朝に復旧した。電池で動くラジオから聞こえてくる音楽を聞きながら年を越した。停電には困るが、大雪のあとの森はやはり美しい。
普段に見ている光や色は、人間だから、そう見えているにすぎなくて、もっと長い近赤外波長で見てみると、世界はとてもちがって見える。
たとえば、植物を緑色にするクロロフィル(葉緑素)は、近赤外線にあてると強く照り返えす性質があるので、成長している植物を近赤外線で見てみると輝いてみえる。
上の写真は近赤外線、下のは人間の目でみた森の様子だ。上の画像のほうを見ると、目新しいせいかもしれないけれど、なんとなく妖精が住んでいるように思えてくる……。 続きを読む
12月になると、たくさんのカラスがいっしょになって眠りにつくようで、一年のうちにこんな姿が目につくのは、冬ぐらい。群れの規模も大きいけれど、まあ、おしゃべりみたいでうるさい。
カラスの群れは、a murder of crows と英語ではいわれるぐらいだから、カラスは人間には恐れられているのだろう。それに、煮ても焼いても食べれないし、頭がいい。人間の都合のいい使い物にはならない。
もうどうみたって人間の上をいく動物のようで、子どもの頃からカラスのお友達がほしくてしかたがない。でも、冬のこんなにうるさい姿を見ると、鳥とはいえお友達にするのは、集団行動が苦手な内向的なカラスに限るかも……と思えてくる。
目覚めてみれば、窓の外は白。初雪となった。みぞれ程度で終ったけれど、これまで暖かな秋を安穏とすごしてきた身にとっては、いきなりきただけに、つらい冬の洗礼だ。ブラックベリーの枝はしなだれて、8月のあの元気な姿はどこへやら。