Discovering New Places  ~ 新しい場所の発見

引越をして新居に落ち着くまでには、時間がかかるもの。段ボール箱にうんざりしてきたので、気分転換がてら、メルボーンとココアの間にある海岸へ出かけてみた。雷雨がときおり降る日だったので、もったいないぐらい人の姿はなかった。サンシャインステイト(日光の州)と呼ばれるフロリダだが、雲がものすごい力を持って空を移動するのがおもしろい。

Eclipse 2017 ~ 皆既日食 2017

フロリダでは、2017年8月21日の今日、皆既日食が見えた。特別なメガネをかければ日食を見ることができるので、メガネの値段はどんどん上がり、品薄になっていった。

でも、実は下を見ても、日食を見ることができる。

重なり合った木の葉や枝が、路上に落とす影の間にできる小さな明るいギャップは、通常は、月などに隠れていない丸い太陽の形をしているのだが、日食の日には、月によって隠れた三日月型となるのだ。 続きを読む

Witness ~ 目撃者

夏になると、よく横になって移り変わる空を見つめる。柔らかい草の香りが漂ってきて、何とも言えない気分になる。通り過ぎる人から見れば、全く何もしていないように見えるかもしれないけれど、永遠なる今に起きている世界の変化を目撃しているんな。

Peaches, 2017 ~桃 2017年

今年は防虫の有機スプレーを全くしなかったのに、桃(レッドヘーブン)がまた、枝もたわわに実った。アプリコットぐらいの小ぶりなところが、かわいい。

Islands of Light, Islands of Life ~ 光の島、命の島

海藻は、可視光では暗くみえるものだが、近赤外線では白熱光を発して見える。上の画像で、赤外線を吸収した海の水が暗く、海面上に出ている岩や島が輝いているのは、海藻が生えているから。

Pioneers ~いざ、野原へ!

8年前ぐらいにこの家に引越す前まで、野原の野草は、つねに牧草として刈り取られていた。私たちは、それを止めてほっておいた。野原が、自然に変わっていく様子を観察したかったからだ。

まず野生のブラックベリーが、土から湧いてくるかのごとく広がった。森のほうは、開拓者として、カバの木を送りこんできた。写真は、近赤外で撮ったカバの木。

自然農法で有名な福岡正信氏に1990年代にお会いした時、「人間が何もしなければ、自然はもどる」とおっしゃった。その言葉のとおり……。しかも、ものすごいスピードだ。