カンザスシティの暮らし~ コロナウイルス Part 2

カンザスシティでは、3月24日~4月23日まで外出禁止というか「自宅滞在」期間となっている。3月25日の段階では、カンザスシティにおけるコロナウイス感染者は25名(死亡1名)、ミズーリ州全体では感染者255名(死亡9名)と少ないけれど、市長が先手を打ってウイルス感染の拡大を防ごうとしている。

我が家にはテレビがないからラジオをつければ、ウイルスのために仕事を失った人たちへの経済的援助や、解雇されてローンや家賃を払えなくなった人への弁護士相談、医療費が膨大となってオバマケアの存続が難しい……など、メディア業界は、窓の外の人の姿もまばらなストリートとはちがって騒がしい。中でも、いかにもアメリカらしいと思ったのは、「自宅にこもっている間の精神的コントロール、ケア」が話題となっていることだ。

画像は、コロナウイルスのために一時的に閉店したバーガーレストラン。

 

カンザスシティの暮らし ~ コロナウイルス Part1

ミズーリ州のコロナウイルス感染者数は、今朝の段階で128人(死亡3人)らしい。NYに比べればはるかに少ないし、ダウンタウンをみるかぎり、パニック状態にはなっていない。ただ、カンザスシティーのビジネスは打撃を受けていて、レストランは先週からすべて閉まっている。みな、テイクアウトやデリバリーへとシフトしている。画像のサインのひとつは、Town Topic Hamburgers のドアにあったサイン。

他にもシアタ―、図書館、美術館などは先週の段階で閉鎖となり、私たちのアパート内のジム、ドックラン、ミニシアターなども使用禁止となったし、清掃員が頻繁にエレベーターのボタンを消毒している。もちろんダウンタウンを歩く人は、あまりいない。今朝のローカルニュースで、ミズーリ州の国会議員が、こうした州民の徹底ぶりに感謝をしていた。確かに、私も驚いた。

でも、マスクをしている人がいない。一人も見ない。これが日本人の私としては困る。NYでマスクをしていたために感染者だと思われ暴行をうけた日本人女性のニュースがあったが、最近ではマスクをしていなかったために暴言をはかれたアジア人女性のニュースを聞いた。マスクをすべき、すべきでないか?

最近アジア系のスーパーにいったら、マスクをしていない私をみて、レジの顔見知りの中国系の女性が「なんで、マスクをしないの? マスクをもってないの? マスクをしなさい」と驚いたように言った。どうしようか? コロナウイスは小さいから、N95 のマスクでも防げないが、マスクをすることで手で顔を触ることは防げる。どうしようか……。

スーパーボール、チーフス 優勝!

今夜 カンザスシティーのチーフスが、50年ぶりにスーパーボールで優勝した。ダウンタウンでは優勝が決まるや否や、大騒ぎだ。チーフスの旗をたてた車がホーンを鳴らしてパレードを続け、人は雄叫びのような歓声をあげてストリートを走り回っている。もちろんお祝いの花火も上がった。

日曜日は閑散としているダウンタウンだが、今夜はまるで繁華街。優勝してから1時間30分たったが、外のメインストリートでは車が渋滞し、いまだに歓声とホーンの音が聞こえ、鳴りやむ気配がない。もちろん警察もきて、ばっちり警備にあたっている。その上、先週は氷点下が続き雪まで降ったのに、今日は信じられないような暖かな日で、夜になってもジャケットがいらない。本当にお祝い日和。明日はみんな二日酔いだね。