まだか、まだか‥…

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©William Ash

長い冬のあとに、春をまつ気持ちは、せっかちそのもの。
最後の雪が消える日、樹々の芽吹く日、クロッカスが芽吹いて花開く日を、
まだかまだかと待ち望む。

最初に春の訪れをもってくるのは野生動物で、たいていは鳥。そして、一年中いる動物たちの姿もよく見かけるようになり、動きも活発になってくる。まるで鳥とほ乳類の世界が。「出ておいで」と植物たちを応援しているかのよう。

庭の隅にある野原との境にある若木の木立は、お気に入りの場所で、やっと雪がとけたので夕暮れにいってみれば、やわらかな光が若木の幹を照らしていた。成長した樹々とちがい、若木は未来に対して、どこか楽観的にみえる。

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水とともに蘇る〜春の恵み

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©William Ash

初春のメイン州は「泥の季節」と呼ばれ、唯一、美しくない季節かもしれない。
やっとお日様を仰ぐことができたというのに、地面にあるものはみな、まるで冬にさんざん痛めつけられ服従を強いられてきたかのように、今も地面にべったりとはりついたまま。土は、水を吸ってぐしょぐしょ。

でも、冬の固体の姿から自由の身となったこの水こそが、命の蘇りのはじまり。
太陽がエネルギーを与え、化学反応による変化に力を与える。どこまでも青き空に、突然、雲が浮ぶように、不毛の大地もよみがえって緑におおわれる。

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春の流れ

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©William Ash

今週、メイン州にはいきなり春がきた。家の裏の森の雪はほとんど溶けて、その雪解け水が細い流れをつくり、森のあちこちにたまって池となる。小さな池ながらも、深さが1メートル以上のものもあるのに、樹々が一旦、葉をつけだすと、この水をどんどん吸い上げる。夏になるころには、小川も池も姿をけして、水々しいシダのカーペットでおおわれる。

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お天気予報

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©William Ash

先週、お天気予報のお兄さんが、「今夜から明日にかけて5センチぐらいの積雪があります。でも、みなさ〜ん、春はすぐそこですよ。」とかいっていたが、ウソもいいところで、16センチも積もった。でも、後半の部分は大当たり。桜の花こそないが、先週末からいきなり春になった。日中に20℃になり、地面からはユリの芽が顔をだし、ビーチサンダルで歩く人間まで出てきた。一週間前のこの写真の状態からは、想像もできない‥。季節とともに生きるだけで、いろいろな体験をしているような気がしてくる。

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セージの花が咲きまして‥

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©William Ash

昨夜にまた16センチも雪が降り、外は4月とは思えないような景色でも、家のなかではセージの花が咲いてくれた。2013年末のアイスストームで、庭のセージがほとんどだめになってしまったが、いくつかを鉢に植え替えて窓辺に置いておいたら、みごとに復活してくれた。

セージの葉は、甘いようなそれはいい香りがする。料理やお茶にも使える。ネイティブアメリカンの多くの部族は、セージには「心と体と魂のバランスをとりもどす力」だけでなく、不運の原因となる邪悪なエネルギーを取り除いたり、近づけない力もあると信じて、いろいろな儀式に使うらしい。日本的にいえば、「厄よけ」ということになるのだろうか。もしかしてメイン州中に植えたら、冬がとっとと去ってくれるかな?

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春をまつ五感のとまどい

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©William Ash

メイン州の冬は長いが、こんなにしつこい雪も初めてで、林床はまだ白い。先週から今週にかけては、粉雪が舞った。ところが、一見するとまだ冬の森なのに‥‥この寒々とした木立の中で、野鳥は、歌でワルツを踊っているかのように華やかにさえずっている。

春なのか、まだ冬なのか? 目と耳がとらえる季節のちがいに、ちょっと戸惑う。でも、来週から最低気温が0℃を超えてくるから、この森もこんな感じ(←クリックしてね)になる日は、すぐそこみたいだ。

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雪に閉ざされた森

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©William Ash

裏の庭には、まだ1メートル前後の雪がつもったままで固く、この数日の春のような暖かさの中でも溶けない。夏には葉がしげって暗くなる林床も、今は明るい。風のない日、スノーシューをして歩くと、裸の樹々からその大らかなやさしさが、直に伝わってくるような気がする。意外なことだけれど、森のなかを歩くなら、どの季節よりも、冬が一番かもしれない。

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まさに、その通り. . .

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©William Ash

「また猛吹雪で、しかも50センチをこえる雪が降る!」と構えていれば、寒気が珍しい波形を描いて通過したため、我が家の地域には、5cmも降らなかった。あ〜、この歓びをどう表現しようか。

でも、南部の海岸線には、40cmを超える雪がまた降り、ポートランド付近の積雪量は230cmを超えてきた。すでに例年の二倍以上で、おまけに記録的に寒い冬となっている。

画像は公園にある標識で、犬の飼い主に次のように警告している。

“SCOOP THE POOP.  (フンは、拾っていけ!)”

ちなみに、

“SCOOP”が、「スコップなどで、すくいあげる」
“POOP”は「フン、ウンチ、糞」いう意味なのだが、

今、ニューイングランドでは、まさにだれもが看板のように腰をかがめて、スコップで「ウンチ」、いや、「雪」をすくいあげては、あ〜、いったいどこに捨てようか,積み上げようかと途方に暮れている。そして、車道の雪を、家々の入り口にたんまりと置いて走り去る町の除雪車に向けて、心の中で叫んでいる。

“SCOOP THE POOP.  (フンは、拾っていけ!)”

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夏を夢みれば Part 2 ~ ブリザードを前に

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©William Ash

今夜から、また暴風雪(ブリザード、猛吹雪)がきて、50センチの積雪が予想され、州都オーガスタの体感温度は「ー28度」まで下がるらしい。

上の写真は、7月の風に揺れる庭の木立。厳しい冬は、夏のことを思い出す気力も奪いそうになるが、これがまた夏は夏で、こんなに文句ダラダラの冬の景観を思い浮かべることすらできない。長い冬も、緑の輝きの前には、溶けるように消えてしまうようだ。

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森の色時計~「いろ」が通過中ですPart3

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©William Ash

冬は、季節について考える時間を与えてくれる。以前ブログに、2014年の森の色を色カレンダーにして載せたことがあるが、また別な視点から見てみようと、時計にしてみた。12時が一月で、時計回りに各月が並んでいる。ぐるぐると廻っている季節の色。その中にいることの楽しさ。でも‥、11時あたりから、3時過ぎまでやたら白が多い。やはり、この時間帯は、寝てすごすのが一番のようだ。

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