7月のブラックベリー

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©William Ash

庭のブラックベリーの実が、薄緑色を帯びてふくらみはじめた。緑色の洋服が大好きな友達によれば、緑には実に多くの色があり、着こなしがとても難しいのだそうだ。でも、夏本番へと向う自然は、さまざまな緑を難なく着こなして、調和しているように見える。

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6月の森

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@William Ash

ひと月前に芽吹いたばかりの森が、もう緑で満たされ、メイン州はもっとも美しい季節を迎えている。これから太陽の光にますます輝く夏、森だけは影のなかにある。

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オオムラサキツユクサ〜食べられる庭

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William Ash

学名は、Tradescantia virginiana。英名は、spiderwort.。和名はインターネットで調べてみたところ、オオムラサキツユクサ。ネイティブアメリカンが、食料、薬草として利用してきた植物だ。どうみてもおいしそうに見えないので手を付けないできたのだが、今年になって、ついに庭に咲いているのを試してみた。う〜ん、すばらしい。

花は、ガクのところをのぞいて口に入れれば、清廉な甘い舌触りに、おもわず植物に向って「いただきました。」と食べたことが申し訳なくなって手をあわせたくなる。庭には、紫、白、ピンクの3種類のオオムラサキツユクサが咲いているが、みんな同じ味だった。サラダにいれたり、オムレツにのせるといいかもしれない。砂糖漬けにも向いている。

茎は、アスパラガスと同じ用に扱ってまちがいない。炒めたり、煮たり。茎の下の部分の太いところの薄い皮をはいで、中の白い部分を生で食べてみたが、これもいかにも植物の中の甘い水の味がして、かつコリコリしていておいしかったので、サラダに入れた。酢の物にもいいかも。皮ごと生で食べるなら、小さめに切らないと固くて歯につまる。似る場合は、10分が目安か。細かく切って冷凍保存して、冬にスープに入れるのもいいかもしれない。

葉は、サラダやスープ、お茶にして使うらしいが、今回は青ネギのように細かく切って冷凍庫に保存した。

多くの食べられる野草は、若葉以外は苦くて食べられないのだが、この草は花が咲いても味が変わらないし、多年草。どんどん増えていくし、花も清楚で美しい。自分の庭に植えられて、園芸としても楽しめるのだから善いことだらけ。

ただ、採取するときに切り口からでる汁で、かぶれ、アレルギーを起こすことがある。私の場合、指や手は問題なかったが、腕などにぶつぶつができて少し痛がゆかった。30分ぐらいで消えたが、採取するときは、皮膚に触れないようにすることをすすめる。

最近、アメリカでは食べられる野草のサイトが増えている。数年前は、食べられる野草を調べれば、サバイバルに取り憑かれた森の怪しいおじさんたちのサイトにたどり着いたものだったが‥。

それに日本からも、「食べられる野草」で検索して、このサイトにたどり着く人たちが毎日のようにいる。みんな、やはり野草の力、野草についているバクテリア‥に関心があるのかもしれない。農薬に疲れた人が、無農薬にうつり、最後には「栽培」という考えも超えて野草にいくのは、当たり前か‥‥。食卓にのぼる食品に、少しでも野草があるだけで、ちがってくるものがあるのかもしれない。

参考文献:「Edible Wild Plants」( by Lee Allen Peterson published by Houghton)

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野生動物はカワイー(くない)!

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@William Ash

写真は、ゼニガタアザラシの赤ちゃん。「かわいい〜」と声をあげたくなるが、実際はそうでもない。ともかく、決して近づいたり、触ってはいけない。手で海洋哺乳動物に触れることは、「違法!」。おまけに、噛みつかれる。

メイン州の海岸で海洋哺乳動物を見かけて、怪我をしていたり、写真のように親に捨てられたか、親からはぐれてしまった子供だと思ったら、メイン州の海洋哺乳動物連絡先ホットラインであるこの番号 1-800-532-9551 に電話をしよう。自分も電話をした一人だった。もっともアザラシの母親は、24時間ぐらい子供を置いて海岸を離れることがあるそうで、捨て子かどうかの判断は難しい。でも、やっぱりかわいく、無防備な赤ちゃん。電話するにこしたことはない。

果敢なる庭のお友達

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©William Ash

長い冬と、つかの間の春のあと、今だに夜はセーターを着ていても、もしかしてついに夏が来たのかも?と思えるようになってきた。それは、庭の植物や動物のおかげ。野生のプラム、りんご、モモの花に続いて、ブラックベリーの白い花が雪やなぎのように咲き乱れ、そしてよく見たら、ぶどうがつぼみをつけていた。

春先になると、今年こそは果樹をもっと丁寧に世話しようと心に決めるのだが、剪定方法とかを調べているうちに緑に埋もれてしまう。未だに、植物のこの全速力にはついていけていない‥。それでも、果樹は実をつけてくれる。ありがたいこと極まりない。

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ウインド・レジスタンス

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©William Ash

強い風が抜けていく森で、大きく揺れる樹もあれば、踏んばっている樹もある。
目を閉じれば 風の音は波音に聞こえてきて、海の底にいるような気がしてくる。
樹も水の造形であり、とても、とても大切なのだと音から学ぶ。

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めでたい‥愛でたい‥花の光

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©William Ash

写真のりんごの木は、二年に一度、たくさんの実をつける。品種が不明なので、花が大きくて可憐なところから「憐ちゃん」という名をつけた。今年は、たくさんのリンゴがなりそうだ! 今、メイン州の道路脇や庭先では、あちこちでリンゴの木が花を咲かせていて、野生化したリンゴの木もあり、白、ピンク、赤紫と色も様々でまさに花爛漫。ドライブするには、最高の季節かもしれない。

ところが、せっかちな別荘族がもうビーチサンダルで歩きだし、春か夏かわからなくなってきた。どうしてゆっくりと、花を愛でないのかなぁ。もったいない。これも習慣というものか。桜を「愛でる」という習慣がある日本は、すばらしい。

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春の移ろい

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@William Ash

2週間前に、春を告げるかのように咲いた庭のワイルドプラムの花(前の写真はこちら)。あのときは、桜の花のように淡いピンク色だったが、日に日に濃いピンク色になり、この色に誘われるかのようにリンゴの花も開き、風にはライラックの甘い香りがし、見覚えのある虫がどんどん視界を横切るようになってきた。

5月の後半から6月の初めにかけて、まだどこか冷たい風のなかで、春のダイナミックな移ろいを全身で感じることができる。この鮮烈な春の風景のなかにいると、「あの長い冬があればこそ」なんて、あれほどうんざりしていた冬にも感謝したくなってくる。

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