風もなく、異常にあたたかな12月の日。コブシコンテイー川の流れも止まったかのよう。今、クリスタルクリアな小島の姿をうつす川面は、やがて凍りついて、何もうつさなくなる。この静寂のなかで、すぐそこで出番をまっている細やかな雪の姿がみえるよう。
「メイン州」カテゴリーアーカイブ
2015年感謝祭のテーブルから Part2 ~ 食べられる庭から
感謝祭と言えば、七面鳥の詰めもの。大きな肉を「切り分ける」という行為なしに、感謝祭のディナーとはいえない。ところが、我が家では肉をもう食べないので、何か「切り分ける」ものがほしい……。
そこで、今年は大きなかぼちゃを、七面鳥のかわりに使い、庭からの野草と野菜を入れた。
冷凍庫に生のまま保存しておいた庭の食べられる野草(オオバコ、オオムラサキツユクサ、ユリ、イワミツバ)と、庭でとれたインゲン。買ってきたクルトン、マッシュルーム、チェダーチーズ、ニンニク、ベジソーセージ等。みんないっしょに炒めてから、大きな甘いカボチャにつめてオーブンへ。
今年はちょっと炒めすぎたが、チーズとスパイスがあれば、野草も野菜の味となってできあがり。おすすめです。甘いかぼちゃといっしょに、めしあがれ。
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2015年の感謝祭のテーブルから Part 1
We wish everyone a happy Thanksgiving.
アメリカでは感謝祭の今日、我が家でもお祝いをした。できるだけ庭でとれた食材を使おうと、がんばってみた。いちばん簡単だったのは、もちろんデザート。野原のワイルドブラックベリーで作ったパイというかタルト(右)と、種類が不明の通称「レンちゃん」のリンゴで作ったアップルパイ(左)。やわらかいリンゴなので、アップルソースのようになったが、それに市販のクランベリーをいれて、さわやかなタルト風にした。
それから、今日は感謝祭ということで……、
口に食べ物を入れることは、「他の生物の命をいただいて、自分の命をつなぐこと」です。肉を食べる、食べないにかかわらず、命をくれた動物たちに、「ありがとう」の気持ちをこめて、よろしければ下のふたつのキャンペーンにご署名をお願いします。私も、知人から送られてきて、署名をした上でここに載せています。
ひとつは、
「日本の残酷な屠殺反対」への署名です。日本では一秒に24匹の鶏、牛、豚が殺されているそうですが、その方法には、目も当てられないものがあるようです。自分の口に入るものが、こんな形で殺されているかもしれないと知ることは、重要なことだと思います。
アメリカでは、電気ショックを与えて失神させてから屠殺するという法律がありますが、最近、ある屠殺工場が、その処理をせずに、意識があるまま生殺しをしていたことが判明して、警察に摘発されました。この工場は、なんと1時間に1200頭の豚を屠殺していたそうです。
今日は感謝です。命をつないでくれた動物たちに、「ありがとう」の気持ちをこめて、下記のリンク先を開いて、ご署名をお願いいたします。
もうひとつは、
「キッコーマンの動物実験に対する署名」です。これは、ショックでした。この記事を読むまで、全く知りませんでした。キッコーマンの品物は、アメリカのほとんどのスーパーに置かれていて、トヨタじゃありませんが、日本人として誇りに思っていたので、とても残念です。現代の技術では、動物実験によらずとも、食の安全を確かめる方法がたくさんあるそうです。世界のキッコーマンなのですから、すぐにでも人道的な方法へシフトしてほしいものです。
命をつないでくれた動物たちに、「ありがとう」の気持ちをこめて、下のリンク先からご署名をお願いいたします。
「キッコーマン:醤油や豆乳のために動物を犠牲にしないで! 動物実験から人道的でより有効な研究方法へのシフトを求めます」
どうもありがとうございました。
初雪 2015
ウニの美 ~ 美しいものにはトゲがある。
アーカディア国立公園の海辺で拾った遺骸。貝かと思えば、ウニのものだった。あの外側のトゲの下が、こんなになっているとは。まるで美しいレース編み。ウニは英語で sea urchin だが、中世の時代にハリネズミが urchin と呼ばれ、そこからウニも「海のハリネズミ」という名前をつけられたらしい。でも、外見で判断せずに、内側の美を見て名前をつけてあげてほしかった……。
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魚いっぱい?
漁獲量を減らしても、タラが消えつづける?
最近、ニューヨークタイムズに、メイン州のタラ漁についてのショッキングな記事がのっていた。タラは、何十年もの乱獲のあとに、やっと2010年になって漁獲量が制限された。当初のプランでは、これによりタラの生息量がもどってくる予定だった。
ところが、減る一方。
おかしいと思って調査してみれば、予想外のことが海で起きていた。メイン湾が、世界の海域のなかでも、地球温暖化によって著しく水温が上がっている海域のひとつであることが判明したのだった。そのため、タラは生息数は回復どろこか、生殖率は落ち、死亡率は上がり……。
海洋研究者たちは、「漁獲量制限によってタラの回復を予想していた当初のプランは、水温上昇という要因を考えに入れず、あたかもタラの生息数がすぐにもどるような非現実的な期待を生んだ。」と酷評している。
もうタラだけでなく、地球環境全体を守らなければ、タラの数はメイン湾から減っていくばかり。困るのは人間も同じで、地域の経済成長は破壊され、仕事はなくなる。それを知りながら、どうも今の対策は、うまくいっていない。
トウワタ ー Milkweed
庭のオオトウワタ(milkweed)の種が、袋果からはじけて出てきた。シルクのような冠毛は、まさに神業。手にとるだけで、幸せな気分になる。しかも、ダウンがわりに防寒に利用しようと研究をした人もいるほど、フッカフカ。こんなものが、秋の風にのっていく。
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晩秋
メイン州の紅葉シーズンは、とても短く感じる。先週までは、たくさんの葉をつけていた樹々も、今では、もう裸。 ただうれしいことに、今年の秋はとてもマイルドで、気温も記録的に高い。雪は、まだまだのようだ。
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霧の朝
何かが、落ち葉をカサカサと鳴らして歩いていく。目を凝らしても、みな霧のなか。どこかで、ハンターが銃を撃つ音がする。悲しい音だ。この美しい幻想のなかで、倒れていく動物がいる。
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季節の終わり
冬が日一日、近づいてくる。この野原が緑色に染まり、生き生きとしていたのは、つい最近のことだったような。今年も、写真に写っているゴールデンロッド(アキノキリンソウ)の種を集めて、小麦粉とまぜてパンでも焼くかな。
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