午後の散歩中に、みつけた羽。先の黄色が、こげちゃ色した冬の道で、ひときわ目を引いた。いったいどんな鳥さんかな。お預かりしておきます。
「メイン州」カテゴリーアーカイブ
二次元
雪解け
泥の季節, Part 2
泥の季節, Part 1
不毛な砂地
最近、アート、とくに写真における自然保護について話をしたりすることがある。そのたびに、「今のアートの世界は、この世界とその美に飽きているなぁ」と感じる。
写真は、真実ではなくてフィクションであると歌い上げて、そのアイデアをやみくもに崇拝している。まるで自己陶酔的な現代に同調しているように見える。この世界を奇抜なところに見せたり、深遠なものを陳腐なものとして表現するために、写真が利用されている。
アート以外のカルチャーでも、この世界に飽きてしまったのか?
興奮ばかりを追い求める中毒患者のように、目新しいこと、なにか奇妙で変わったことばかり探している。すぐに気を引くようなものがなければ、他へ移ってしまう。 広告写真のせいで、人間は、一目でパッと理解するか、喜びを感じるものをほしがるように条件づけられてしまったのか?
上の写真は、ベイツモースマウンテン保護地区のシーウォールビーチにそって広がっている砂丘だ。陸の有機堆積物が、風と水が運命をまかせて、細やかな砂丘の砂となった。植物は、こんな不毛な場所でも進化し、侵略し、砂丘が風や水で動かないように押さえている。厳しい冬になっても、しっかりと砂をにぎりしめている。今の茶色から、夏に緑色になったときでも、それは美しい。
夏を待っているもの
公園のあちこちには、夏には人間がいることを示す証拠があるものの、メイン州の冬は静か。みんな、フロリダに南下してしまったのか。(リード州立公園のグリフィスヘッドにて撮影)
彼と、彼女と見た水平線
どこかの大地の先に立ち
彼らは今も
かなたを見つめているだろうか