水が消える 〜 変わっていく世界

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上の画像は、顕微鏡でみたバクテリアか何かに見えるかもしれない。でも実は、空からの写真だ。NASA Earth Observatoryのサイトにある衛星から撮影されたふたつの写真(下)を合わせて、1984年から2016年にかけてのミード湖の水位の変化がわかるように加工してみた。

黒い部分は、1984年のときから変化がない部分。それに対して、湖の明るく縁取られたような部分や色がついている部分は、2016年までに変化があった部分。湖で言えば、水が消えた部分だ。湖が満タン状態を100%とすると、現在は37%しかない。

どこに消えたかというと、湖の左の場所「ラスベガス」。夜景のように見える所は、ラスベガスで開発が広がった場所で、湖の水位が低くなりはじめたのは2000年からだという。この残りの水が消えたら、ラスベガスはどうするのか?

the_world_lv_lake_mead_19841984年のラスベガス(左)とミード湖(右)

the_world_lv_lake_mead_2016 2016年のラスベガスとミード湖。

話の詳細を知りたい人は、NASA Earth Observatoryをクリックしてください。

メモリアルデーの週末

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©William Ash

週末は、ホワイトマウンテン国立森林公園に行った。珍しいことに、最高気温は33度に達して真夏日となった。公園はメモリアルデーの週末とあって混雑していて、ワシントン山の頂上へ向う車は列をなし、川辺では泳ぐ子供たちや釣り、ハイキングをする人がたくさん見られた。緑の明るさと命の勢い、香る風、8時まで明るい長い一日と、心ときめく、いい季節になった。

新緑の季節

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©William Ash

樹々が芽吹き、葉が見えはじめたかなと思うと、あっという間に緑が広がる。一週間とたたないうちに、まわりはやらわかな緑に包まれる。この新緑の季節は、何度経験しても胸がドキドキするぐらい新鮮で、毎年のことながら、植物の命のものすごい勢いと、光のような葉の色に感動してしまう。

それと、香り。冬の間、まるで漂白されたみたいに空気がきれいなので、香りというものをすっかり忘れている。そこへ、風に香りが流れはじめる。ライラックの花の甘い香りなど、ほとんどこの世のものとは思えないほど甘く感じる。

 

あああああ〜

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©William Ash

昨日は4月26日だったのに、雪が降った。まるでひと月だけ時間がもどって、3月26日になったのかと思った。ふくらんできた野生のプラムの蕾が、やられなかったかと心配だ。この三日間は、最低気温がまた氷点下となるみたいだが、日中が10度を上回ってくるから大丈夫かな。雪から顏を出す若葉や、咲き出した木の赤い小花が雪の上に落ちている様は、いかにも晩春の雪景色だ。

ワイルドターキー

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©William Ash

家にはニューファンランド犬のHikariがいるので、野生の七面鳥は昼間は近くにはやってこないのだが、この鳥はちょっとちがう。ときどきバードフィーダーのところにきて、一人でこぼれたひまわりの種を食べる。逃げ足も速く、こちらの視線を感じると、あっという間に森に走っていってしまう。体全体が今の季節の森の色をしているので、そうなると目で姿を追うことはできない。

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©William Ash

年の初めに、オスの七面鳥は大きな群れをつくる。でもこの鳥はメス。メスは体調91センチぐらいで、オスよりも25センチぐらい小さい。大きな愛らしい目に頭の青色とのどの赤い点が、なんともおしゃれじゃないだろうか。野生の七面鳥は、19世紀にはハンターによって絶滅にまで追い込まれそうになったが、メイン州では数が増加している。ただ、走るのは速いものの、高く飛べないのでの、高速道路をわたろうとして車にひかれることがある。

保留になっている春

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©William Ash

先週に冬が復活して、最低気温は氷点下となり、風も冷たい。それでも、雪が異常に少ない冬だったし、大きな雪嵐も一度だけ。しかも、停電が一度もなかったという奇跡の冬だったから、文句を言うつもりはないなだけれど、あれだけ春だ〜と思わせておいて、またもどってくるとは……。顏を出してしまった野生のユリや水仙なんて、自分たちの気の早さを後悔しているんじゃないだろうか。