崖っぷちで生きる

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©William Ash

気候がつねにストレスをかけてくる厳しい条件のなか、しかもハイカーの不注意な数歩で、岩くずれがおこって、ふかい痛手をおうような場所でも、生命は絶妙なバランスを保って生きる。ワシントン山の頂のすぐ下にある、グレイトゴルフワイルドエリアとよばれる氷河圏谷の先端は、岩しかないような所で、世界でも過酷な気象条件で知られているけれど、苔や野花が生息していて、夏にだけ車や徒歩でやってきて「あ〜、きもちいい〜」とかいって、すっかり山を満喫した気分でいる観光客の足元で、静かに命の不屈さ、未知数な力を誇っている。

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忘れられ‥‥

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©William Ash

忘れられども 海風に

ひねもす揺られ 樹とうたう

 

 

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夏~ 液状の光 Part 2

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©William Ash

夏、光と水が流動するこの場所にたつとき、冬の姿はすっかり記憶のかなた。心もただ、光にひたりきる。

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スクーデッィク・ポイント Part 5

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©William Ash

アーカディア国立公園にあるスクーデック・ポイント(Schoodic Point)は、大西洋に面していて、風のない日でも波は荒く、かなり危険にみえる。それでも、夕暮れには、海と空は短いながらも、妖艶な姿をみせてくれる。この日はとくに、水平線上に、霧峰のような一筋の霧がながれていた。

 

「メイン州の詩 ~ アーカディアの海」

岩場にたてば 海と空

わたる風に
命のからみを臭わせて

潮には
生死がのっている

おしておされて 波とくだけて
無数の声が 飛んでは消える

けれど

心は しっかり岩場にあがり
海に 力を覚えては
空へと くねってひるがえる

夕やけ映す 海原を
悠々自適に ながめてつつ
宇宙でまわる 地球によりそう

アーカディア なんてこと
岩場にたてば ただ 海と空

(©Naomi Otsubo 2014)

 

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船乗りのよろこび

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©William Ash

西洋のことわざにこんなものがある。

Red sky at night, sailor’s delight. (夜の赤い空は、船乗りの歓び)
Red sky in the morning, sailor’s warning. (朝の赤い空は、船乗りの警告)

お天気に関する伝承で、「夕焼けは晴れ、朝焼けは雨」という意味らしい。そのとおり、メイン州は翌日、快晴だった。

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夏の強風

life_in_maine_summer_wind_storm標高80mぐらいの丘の上に、家はある。そう高くないが、カラッとした晴天の日に吹きぬける夏の風は、豪快で、木々は踊るようにきしむ。冬とちがって、緑があるせいか、とても壮快な気分になる。

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「いろ」が通過中です part3 ~花芝生

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©William Ash

もし、草や芝を刈らなかったら、4000㎡の庭はどうなるのか? 写真の庭は、メイン州に移り住んだときに、1年ほど借りた家の庭。芝刈り機が壊れたのを幸いとばかり、芝刈りをしないで放っておいた。そしたら‥‥、庭は一面、野花にとってかわられた。

いろいろな野花が、順をおって次々に咲き、秋になるとテープをまきもどすように、逆に咲いていった。野生の七面鳥が、細い道をつくりながら花をついばんで歩き、リスが花の下をぬけて、バードフィーダーのえさを食べにきた。この家に住むまでは、私は、デイジーが野草であることを知らなかった。

こうした野花咲きみだれる庭が、多くの家の庭に広がったら、芝刈り機をうっちゃって、みんな日曜画家になるかもしれない。いや、お琴の演奏つきのお茶会もいいかな?

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「いろ」が通過中です Part2 ~ ピンクのルピナス

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©William Ash

ルピナスは、メイン州の初夏のシンボル。高速の脇や野原のいたるところに、群れて咲いている。ほとんどは青紫のルピナスだが、まれにピンクや橙色などをみかける。今年、庭に、ピンクのルピナスが突然、咲いた。風か小鳥が、はこんでくれたのだろう。とてもエレガントな色をしている。長い花穂の下から上へと花が開いていき、時間とともに咲いた花の色が濃くなるので、30センチをこえる花穂に美しいグラジュエーションが生まれる。これは、野の宝石。

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©William Ash

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