ワシントンDCの暮らし ~ Snow Day

©William Ash

1月最後の日、目覚めれば雪。今、大きな雪嵐が、中西部から東海岸へと進んでいるからだが、DCでは、たった5センチから10センチ。メイン州の冬に比べれば、なんてことない。除雪車もでないだろう。でも、DCでは大さわぎ。DCの動物園のパンダは、雪の上を転げ回っているらしい。

Starburst ~ ステレオ写真(立体写真)4

これを、ステレオ写真(立体写真、3D写真)で見てみましょう~。

まずは、画像をクリックして「拡大」してください。

次に、中央の黒い中心線で目を交差させます。

3つのイメージが、並んで見えませんか? 中央の写真が、立体的な3D写真となって見えているはずです。

ステレオ写真についての詳細は、ステレオ写真3を見てね。

Blue ~ ステレオ写真(立体写真)3

ステレオ写真(立体写真)Par 1~3では、飛行機の窓から撮った画像を使用しています。それには理由があります。

まずは、この問いから始めましょう。

人間の目が「奥行き」を感じるのは、どんな時でしょうか?

たいていは、物が重なり合っている場合、遠くのものがより青くてぼやけて見える場合(大気遠近法)、自分が動くことで物体との距離が変わるときなどです。

でも、あまりにはるか遠くにあるものを見ると、立体感は失われます。両目の距離が短すぎて奥行きを感じられなくなるのです。飛行機の窓からみた景色などは、そのいい例でしょう。

でも、飛行機から撮った写真を使えば、立体感が味わえるステレオ写真(立体写真)を作ることができます。左右のそれぞれの目がずれることで、3-D画像となるからです。

ただ、ステレオ写真をつくる元の画像は、全く同じものではなくて、ちょっとだけ違わなければなりません。

だから、数秒間の飛行距離が大きい飛行機の窓から撮った写真は、格好のステレオ写真となるのです。ほんの数秒だけずらして撮った、ほぼ同じに見えるようでちょっと違う2枚の画像。それが、ステレオ写真用のペアとなるわけです。

上の画像で、トライしてみてくださいね。まずは、画像をクリックして「拡大」して、中央の黒い中心線で目を交差させます。

3つのイメージが、並んで見えませんか? 中央の写真が、立体的なステレオ写真となっていて、さらに左右の画像よりもなめらかで艶があるように見えているはずです。

ステレオ写真Part 1, Part 2 はこちら。渓谷の深さ、大地を刻む波模様など、はっきりと見えませんか?

 

Winter Milky Way Rising ~ 冬の天の川

life_in_maine_winter_milky_way_rising

©William Ash

晩秋のメイン州、日は短く、夜は深くなっていく。買い物からもどって車から降りれば、木立の向こうを天の川が流れていた。中央の木のすぐ上にあり、白い点が集まったように見えるのは、プレアデス、昴だ。画像の下あたりには、オリオン座が見える。(画像をクリックして、拡大してご覧ください)

Farewell to Summer

life_in_maine_farewell_to_summer

©William Ash

アーカディア国立公園にあるキャデラック山頂に大の字になって、夜空を眺める……その夢がやっとかなった。

山頂は、夜空が綺麗な秋でも気温が低く、とてもそんなことはできないと思っていたのだが、コロンバスデーの日はインディアンサマーとなり、風もなく、夏の終わりのような晩となった。

まだ、天の川が見えた。不思議なことだ。寝ながら宇宙を眺めていたら、映画の「コンタクト」じゃないが、こんなに小さい自分なのに、こんなに大きなものの一部であることがうれしくなってきて、どこか明るい気持ちになった。昼間の自分が、いかにも孤独に思えた。

天文への興味から星を眺める生活をする人たちは、みな言うらしい。
「人間がみなこうして、夜に、宇宙を眺める生活を始めたら、人間社会はもっとちがうものになるだろう」