在ること、変わること~ Being, Becoming 

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©William Ash

どうして生命があるのか? 自己編成ができる生命というものは、宇宙の自然の産物なのか?

なんでこんなことを思うかといえば、グレイト・ゴルフ・ウィルダネスは、最後の氷河期に氷によって削られ、残されたのは岩の世界だったのに、そんなきびしい地形にもかかわらず命は繁栄した。何層にもなって生命体がコロニーをつくり、今の美しい世界をつくった。その生命体が生息している山は浸食されるがままなのに、生命は多様化して、想像もできないぐらい複雑化した。

物質的な化学反応のなかに置かれたままのものと、意識的に変わっていける生命体とのちがいは、なぜ、どこからくるのだろう? それとも、五感では、山も石も岩も、実は意識をもって生きている生命体ということが見えないだけなのだろうか?

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森の花火

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©William Ash

ニューイングランドに紅葉の季節がきた。ピークは10月の半ばだが、9月の終わりの色づき始めたころが一番好きだ。赤とオレンジの燃えるような色が、夏の残りの緑色とコントラストをなし、それに秋の鮮やかな青色の空も加わって、この季節はまさに色の祝典だ。

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樹、岩、水

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©William Ash

グレイト・ゴルフ・ウィルダネス・エリア( Great Gulf Wilderness Area)を、ピーボディー川が流れている。この川は、風景のなかを曲がりながら悠々と流れるような平な川ではなくて、ごろごろ転がっている巨岩や石の上を勢いよく流れる山の川だ。

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Northern Forest ~北の森

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©William Ash

地図上では、東京から大阪まで一直線で、400kmぐらいあるらしい。アメリカ東部には、その1.5倍よりも長いおよそ644kmにわたってのびる森林地帯がある。ニューヨーク州から、メイン州北部のカナダ国境までつづいている

ノーザン・フォリスト(Northern Forest)だ。

固有の生態系をもち、「人の手によって荒らされていない森」というのが、この森林地帯のうたい文句らしい。それでも、森のなかの村や町、小さな市では、200万人の人が住んでいる。

先週末に、この地域内にあるグレイト・ゴルフ・ウィルダネス・エリア( Great Gulf Wilderness Area)をちょっと歩いてみた。前のようにワシントン山の氷河圏谷の上から見下ろすのではなくて、圏谷の底に入ってみたわけだが、緑が香り、平坦でひっそりとした小道がつづいていた。

人間なら、すっかり瞑想モードに入りそうな道だが、植物のほうは、使えるものは何でも使って、林床から樹冠まで広がっていた。氷河期の迷子石や、氷河にけずられて落ちた巨大な岩もなんのその。シダ、苔、木々が生えて、まるで岩ひとつが小さな森のモデルのようになっていた。

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崖っぷちで生きる

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©William Ash

気候がつねにストレスをかけてくる厳しい条件のなか、しかもハイカーの不注意な数歩で、岩くずれがおこって、ふかい痛手をおうような場所でも、生命は絶妙なバランスを保って生きる。ワシントン山の頂のすぐ下にある、グレイトゴルフワイルドエリアとよばれる氷河圏谷の先端は、岩しかないような所で、世界でも過酷な気象条件で知られているけれど、苔や野花が生息していて、夏にだけ車や徒歩でやってきて「あ〜、きもちいい〜」とかいって、すっかり山を満喫した気分でいる観光客の足元で、静かに命の不屈さ、未知数な力を誇っている。

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月と岩と水と ~ ホワイトマウンテン

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©William Ash

ホワイトマウンテン国立森林公園のスイフトリバー (Swift River) は、カンカマンガスハイウェイ (Kancamagus Highway) にそって流れている。月光に、岩と勢いよく流れる水がうっすらと輝く。岩は水の流れをかえ、水は岩の形を変えていく。水と岩は、互いの形を変え、変えられるということを相互に続けながら、この美しい景観を造り上げている。

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©William Ash

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山の夕暮れ

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©William Ash

ホワイトマウンテン国立森林公園のプレジデンシャル山地の向こうに、太陽が沈んだ。

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ワシントン山のアルパインガーデン

white_mountains_alpine_garden2ワシントン山の山頂の下、標高1600 mのところにアルパインガーデン(Alpine Garden)とよばれる平らな草原がある。尾根の風下にあり、山の厳しい天候からまもられていて、この山固有の高山植物や北極圏由来の植物が見られるという。

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ワシントン山の夏

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©William Ash

ワシントン山は、ホワイトマウンテン国立森林公園にあり、標高1917m。ニューイングランドではもっとも高い山だが、日本アルプスなどを考えると、高い山とは思えない。ところが、過酷で変わりやすい天候で、世界的に知られている。頂上で観測された地表最大風速は、なんと372km/h。1934年4月12日に観測されて以来、いまだに世界記録となっている。冬は、山頂の温度はー40度以下までさがり、夏でも平均最高気温は12度ぐらいなので、風のある日にはフリースをもっていく。また、雨も多い。

夏の天気がいい日には、待ってました!とばかり、有料自動車道の細い道を車やオートバイが、数珠つなぎになって山頂へと上っていく。運転手以外は、絶景をみながらのスリル満点のドライブが楽しめる。もちろん、ハイキングする人の姿もみられる。

写真は、山頂のすぐ下にあるネルソンクラグ(Nelson Crag)より撮影した。下にアルパインガーデン(. Alpine Garden)とタッカーマン渓谷 (Tuckerman Ravine)の先がみえる。ワシントン山は、とても堂々としている山で迫力があり、山頂からの景色は、なぜかチベットでみた景色を思わる。

この山は、かつてアベナキ族によって「偉大な精神の宿る所」と呼ばれた。17世紀にヨーロッパ人が、「自分たちは、山の神々の支配など受けない」ということを示すために登るまでは、人が踏み入ることはない山だった。アベナキ族の偉大なる指導者であったPassaconawayの魂も、死後に天から舞い降りて、神々とともに山に宿ったといわれている。

 

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