ほとんど雨が降らない大地

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©William Ash

今年の夏は、異常なぐらい雨が少ない。夕立の予報が出ても、雨も落とさずに雨雲だけが頭上を過ぎていく。我が家の庭は草ぼうぼうの状態だから、なんとか植物が生き延びているけれど、芝を刈っている人たちの庭は、まだらに茶色になってきている。

こういう夏は、雑草がどれだけ大地に含まれた水の蒸発を防いでいるかがよくわかる。中でも驚きなのは、草の中に生えてきたズッキーニを見つけたこと。全く水をやっていないのに、草の中で枯れずに実をつけている。ズッキーニは、毎日水をやらないと枯れてしまうほど水が必要な植物なのに、雑草の間で大きくなっていくなんて、植物が協力し合っているとしか思えない。

視線の片隅にあるもの 〜 夏

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©William Ash

家の裏の森や野原にはいろいろなものがいるけれど、まわりの色にうまく紛れていて、わかるのは動いたときだけだ。このトンボも、野生のごぼうの種にとまってじっとしていたら、見逃してしまったかもしれない。このトンボ、よく見てみるとすばらしい。life_in_maine_dragonfly_3羽の細やかさや色、頭の後ろの黄色といい、このトンボがたどってきた進化を思うと驚異だ。

Art Meets Science ~ アートとサイエンスの出会い

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6月20日から9月30日まで、「 Art Meets Science」展がアーカディア国立公園100周年を記念して開催されています。私の写真も選出され、会場に展示されていますので、この夏に国立公園があるMt. Desert Islandへ行かれたら、ぜひ足を運んでみてください。MDI Biological Laboratoryの場所等については、こちらをご覧ください。

オークアップル 〜 虫こぶ

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©William Ash

オークの木にぶら下がっていた虫こぶを見つけた。タマバチの一種が、オークの葉に卵を産みつけて寄生して、葉の組織を異常に発達させて、こんなこぶをつくってしまう。青リンゴみたいに見えるので、オークアップルと呼ばれ、直径が2.5cmもある。わってみれると、タマバチが一匹だけ入っているらしいが、ぜひインターネットで中の様子をみてほしい。時期にもよるが、ものすごく美しい構造をしている。道具なしでこんなものを作ってしまう昆虫類。ファーブルじゃないが、すごい生物だ。

家はどこ?

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©William Ash

4月の終わり、植物が目覚め、気候も和らぎ、春の訪れに心ときめいた。
あれからひと月たった今、森は緑でいっぱいだ。春には見えた家も、隠れて見えない。

森は、冬の間は光でいっぱいなのに、命の気配がない。そして、光がさえぎられて暗くなった今、躍動する命であふれている。おもしろいことだ。