グリーン・ノブの夕暮れ

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©William Ash

シェナンドー国立公園のスカイライン・ドライブから、バージニア州、ノースキャロライナ州を走る全長755キロのブルーリッジ・パークウエイ(Blue Ridge Parkway)には、たくさんの展望台がある。画像は、そのひとつであるグリーン・ノブ(Green Knob)からの風景。

眼下の町の人たちは、「もう日が暮れてしまった」と感じていることだろうけれど、標高1450 mから眺めると、まだまだ地平線を染める光が残っているのがわかる。上から眺めると、こんなにも優しい光に包まれながら夜のとばりを迎える人間が、心を煩わせながら忙しく夕暮れ時を過ごしているということが、不思議に思えてくる。他の動物は、いったいどうしているのだろう?

 

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A Different Light ~ 光がちがえば Part 1

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©William Ash

普段に見ている光や色は、人間だから、そう見えているにすぎなくて、もっと長い近赤外波長で見てみると、世界はとてもちがって見える。

たとえば、植物を緑色にするクロロフィル(葉緑素)は、近赤外線にあてると強く照り返えす性質があるので、成長している植物を近赤外線で見てみると輝いてみえる。

上の写真は近赤外線、下のは人間の目でみた森の様子だ。上の画像のほうを見ると、目新しいせいかもしれないけれど、なんとなく妖精が住んでいるように思えてくる……。 続きを読む

First Snow ~ 初雪 2016

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©William Ash

目覚めてみれば、窓の外は白。初雪となった。みぞれ程度で終ったけれど、これまで暖かな秋を安穏とすごしてきた身にとっては、いきなりきただけに、つらい冬の洗礼だ。ブラックベリーの枝はしなだれて、8月のあの元気な姿はどこへやら。