「メイン州の春」タグアーカイブ
Islands of Light, Islands of Life ~ 光の島、命の島
New Neighbors ~ 新しいお隣さん
夕日を見ようと裏の野原に行ってみれば、びっくりしたことに美しい2頭の馬がこちらに向かって走ってきた。餌を持っていると思ったかな? アメリカでは、犬のように馬を飼う人たちがたくさんいるが、メイン州は冬がとても長い。馬は小屋の中でじっとして過ごすのだから、たいへんだろうにと思ってしまう。でも、やはり馬は風景を平和で、どこか透明なものにしてくれる。それでいて馬を見ていると、見えないものが見えてくるような気がしてくる。気温が上がってくると馬だけでなく、大型バイクでツーリングする人間たちも外に出てくるが、あ~、あの爆音をたててマッチョマンを気取る男たち、馬たちの品格から少しは学んでくれ……よ。
A Spring Wind ~ 春の風
An Explosion of Green ~ 緑の爆発
Sweet Crab in Bloom ~ クラブアップルの花
雪が解けて泥だらけになった庭を、雨靴をはいて「ぼう~」としながらウロウロしている間に、5月になった。4月とちがってメイン州の5月は、あれよあれよという間に風景が変わっていく。一雨ごとに、緑で空間が埋められていき、そこにピンクや白の花が開く。数日前からは、クラブアップルの花が咲き出した。今年もたくさんの実がなって、おいしいジャムが作れるかもしれない。かわいいりんごの姿は、もう子供の笑顔のように(こちらをクリック)。
エンレイソウ
早春の林床で一番に花を開く花、エンレイソウが今年も咲き始めた。樹々の葉によって光がさえぎられる前の明るい森の底で、ひとりで春の光を浴びる紫の花。上品なようでどこか毒々しい紫色のせいか、いかにも「野草」という趣がある。
食べられる庭 ~ ホウカンゾウ
日々、ホウカンゾウが伸びていく。前にも書いたが、これまでは花が咲いたときにチーズを詰めてフライパンで焼いて食べるだけだったが、今年は思い切って葉を食べてみた。写真の葉はちょっと伸びすぎてしまっているが、早春の10センチ以内の若い葉であれば、苦みがない。バターで炒めて、お醤油をかけていただいたが、これが意外にもおいしかった。ユリの葉とは思えない味だ。お味噌で味付けても、いけるかもしれない。
Wild Plum ~ 野生のプラム
この春は雨が多く、どんよりとした日が続いているが、やっと野生のプラムの花が咲きだした。日本の桜と同じで、この淡いピンクの花を見ると「あ~、春だ」と心が弾んでくる。そして、花の色がだんだんと濃いピンク色に変わっていくのを、りんごの花が咲くまで楽しむのだ。