空き部屋

まあ
なんて からっぽ

みごとに からっぽ
ずっと からっぽ

でも
それでいいの 私のこころよ

それが なにより
ほんとに なにより

今しばらくは
そこでおとなしく しておいで

(1988)

恋愛詩集「乙姫から浦島太郎に告ぐ」第1章出会い前より

この詩の英訳はこちらの英語サイトにて