春の洪水

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© William Ash クリックすると拡大されます

先週の火曜から水曜の朝にかけて、大雨が降った。大地はまだ雪解け水を吸収できず、その上の豪雨。ついに、洪水がおきた。ケネベック川沿いにあるハロウェルという町でも川が氾濫し、ダウンタウンのレストランや駐車場が浸水した。

写真の左は水曜、中央が木曜、右が金曜のようすだ。車のとまっている向こうにある板は、船着き場のデッキで、夏などは、川の水面がデッキよりも3メートルぐらい低い。Spring Flood(春の洪水)という言葉が、天気予報でよく使われるが、一晩にして、ここまで水かさが増すものか‥‥。

ちなみに、今回の洪水で浸水した建物の一部に、「歴史的記録を打ち立てた1936年の洪水では、ここまで水がきた」という記録が彫られていた。それは、今回の洪水どころではなく、建物の高さにすると2階分ぐらいが浸水したようで、目も疑わんばかりの高さにあった。そして、1980年代にも、ほぼ同じ規模の洪水が起きている。

日本では考えられないような大きな川の土手や海沿いに、アメリカ人は平気で町をつくり家をたてる。しかも、なぜか地価が、普通の土地よりもずっと高い。最近の自然災害の増加により、保険会社は大きな損害をこうむり、こうした洪水ゾーンにある家を保険にいれなくなったばかりでなく、安全な場所にある家の保険料までもあげてきた。

 

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