食べられる庭 ~ たんぽぽ Part 3

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© William Ash クリックして拡大してご覧ください

たんぽぽ Part 1の葉, Part 2の花びらにつづいて、今回は根。この数年、たんぽぽを抜かないできたかいがあって、根が大きく育っていた。それで、たんぽぽコーヒーを作ってみた。たんぽぽコーヒーのレシピは、アメリカのサイトにも数多くある。要は、細かく刻んで天日干しにして、フライパンで炒ればいいのだが、オーブンだけでできる楽な方法を今回はとった。まずは、

3年以上育ったような大きなたんぽぽの根を、注意深くひきぬく。春先と、根が太った秋がいいらしい。春先だと、いっしょにとった栄養満点の若葉も無駄にすることなく食べられるので、一挙両得かもしれない。

  1. 根をしっかりと洗って、こまかく刻む。フードプロセッサーをつかうと簡単。タマネギの荒いみじん切り程度の大きさがいい。
  2. クッキングシートの上に広げて、120〜135℃のオーブンに2時間入れて、時々かぎまぜて、ムラなく乾燥&ローストさせる。
  3. もしローストの程度が足りなかったら、オーブンを170℃ぐらいにまで上げて、ローストさせる。ただし、5分から10分おきぐらいにチェックしないと、焦がしてしまう。時間があるならば、フライパンで弱火から中火で炒ったほうが、失敗がないかもしれない。炒り具合は好みだが、我が家では、普段に使うコーヒー豆の色と、同じような色合いになるようにした。
  4. 熱が冷めたら、保存。使うときに、ミルでひく。大さじ1杯から1杯半が、マグカップ1杯分の量。我が家では、お湯をいれて10分から15分ぐらい放っておいてから漉し、温めなおして飲むが、そんなに待たなくてもいいかもしれない。

味は、コーヒーらしき味になる。カフェインが入っていないので、目を覚ますようなパンチはない。でも、まろやかな味で、いかにも胃腸に優しい感じがする。実際に、健康面でいろいろなメリットがあるようだ。

洗面器1杯ぶんの根を抜いて、できたコーヒーは1リットル弱。もちろん、根は、きんぴら、スープなどの料理にも使える。メイン州では、新鮮なごぼうなど手に入らないので、たんぽぽの根はありがたい。アメリカでは、ごぼうは完全に雑草であり、野草をたべる人たちだけが、「日本では、ごぼうはりっぱな食品ですよ。日本人は、みんな食べてますよ。」といって、野草のごぼうを宣伝しているのが、いとおかし‥。

 

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