アメリカ国内の引越 Part 6 – 2 ~ 州から州へ1770キロの引越


中西部のミズーリ州から東海岸のワシントンDCへ

Part 6-1 につづき、

はじめて全面的に引越業者にお願いをした結果をお話します。

引越し準備中のミズーリ州のアパート

12月28日 ミズーリ州カンザスシティ側

ガラス戸付きの家具は、UHAULの Paper Pads を使って包むように守り(画像の右)、ダイニングの椅子は UHAULのXL の箱二つを使ってその中に収納するなど、完璧にこちらでパッキングして引越業者を待った。

約束の時間は、午後1時~5時だった。

ところが、1時半になってもこない。

やっと

午後3時すぎたころ、

若者二人が 26 feet の Budget のトラックで到着。

午前中の引越がのびた上に、トラックのレンタルに時間がかかったらしい。

 

そして

二人が積み終えたのは、8時過ぎだった。

カフマンセンターの窓ガラスに映るカンザスシティーの夜景 ©William Ash

 

時間がかかった理由は、

たった二名だったから ✙ 箱が多かったから。

普通は、一人はドックにいて、運ばれてきた荷物を積める役目をし、残りの二人が荷物を運ぶ。

でも、二人しかこなかったので、本用の小さな箱が多いとはいえ、300個の箱と家具を二人で運ぶのに、予想外の時間がかかっていた。

すでに午前中にひと仕事をしていたせいか、5時をまわったころから、二人には疲労感が漂いはじめたので、ドリンク、チョコレートやミニケーキを出したら、とても喜ばれた。この後も、夜に仕事があるといっていた。

午後8時をまわったころ、ほぼ満タンに荷物がつめられたトラック (長さ 26 feet) が、アパートのドックを出ていった。

このままトラックにカギをつけて荷物を保管して、二人のうちのAさんがDCまで運転してきて、荷下ろしをしてくれるという。

 

(良かったこと)

・二人はとても感じがよくて、バイトではなくてプロだった。

時間はかかったが、安心して見ていられた。

大型家具を何一つ解体しなくてすんだのが、ありがたかった。

 

(イマイチだったこと)

・ドックにはだれもいないので、セキュリティーカメラがあるとはいえ、外部の人が入ってきて、トラックに入っている荷物を盗みはしないかと心配した。

・カードで支払おうとしたら、Aさんが言った。
「聞いてますか? カードだと3%の手数料がかかりますよ」
電話で受け付けた人が、はじめからそれを言ってくれていたら、小切手を用意できたのに。この手数料の説明がなかったために、174ドルが追加となった。

 

(教訓)

・引越の時間帯は、朝一番を選ぼう

そうすれば、約束の時間に遅れる可能性は少ない。
幸運にもこの日は、アパートのドックに5時以降の予約が入っていなかったから、8時まで使用できたが、もし他の人の予定が入っていたら、どうなっていたことか。

・余計な手数料を取られないように、費用の支払い方法を最初に確認しよう。

 

荷下ろしが終わった当日のワシントンDCのアパートのリビング

 

1月2日 DC側

朝、カンザスシティーからDCまでトラックを運転してきたAさんが、約束の時間に現れた。

荷下ろしには、DCの地元の運送業者から人を雇っていて、その人たちをドックで待っていた。

携帯を片手にヤキモキしていたが、やがて3人のヒスパニック系の男性が到着。二人は元気のよさそうな若者。一人は50代のおじさん。

今回は、なんと合計で4人もいる!

Aさんがトラックに残り、他の3人がアパート内にどんどん荷物を運び入れたでの、2時間ちょっとで終わった。

DC側の助っ人の3人のうち、若者たちはとても感じがよくて元気だった。しかし、おじさんはすぐに疲れてしまい、見ているこちらが気の毒になってきて、夫がアパート内で何回も手をかした。

 

(良かったこと)

家具には傷一つなく、盗難もなく、完璧だった。

・箱にも、蹴られた痕跡が全くなかった。

・4人(実質3人に近かったが)もいたので、箱が多い割には時間内に終わった

・旧式の狭いエレベーターだったにも関わらず、大型家具をうまく運んでくれたので、解体しないですんだ。

 

(教訓)

アパートの引越専用エレベーターの寸法やドアの大きさは、必ず前もって調べておこう。古いビルは、予想外に小さいので要注意。

 

さて、チップや保険、ホテル代、ガソリン代なども入れて
今回の引越にかかった費用は?

つづく

 

ワシントンDCのアメリカ合衆国議会議事堂 ©William Ash