アメリカ国内の引越 Part 1 ~ 州から州への321キロの引越

6回のシリーズに分けて、
6回ほどアメリカ国内を引越をした経験をお話します。

短距離、超遠距離、いろいろあります。

トラックをレンタルしたり、運送業者に頼んだりと、
6回ともやり方を変えてトライしました。

日本とは、かなり事情がちがいます。
引越予定の方々、ご注意、ご参照あれ!

 

引越した家の庭の野花たち。ひと夏、芝刈りをしなかったら、野花の園が現れた。 ©William Ash

 

 

1回目ニューハンプシャー州からメイン州へ

2007年1月に、ニューハンプシャー州(NH)からメイン州(ME)のJ町まで、車で3時間半の引越をした。距離にして、321キロ (200マイル)。参考までにあげると、東京から名古屋まで高速で352 km。前日にかなりの雪が降ったので、ピリピリ、冷や冷やしながらの引越だった。

荷物は、日本からの段ボール150箱、家具はソファ、テーブル、ロッキングチェア、カードテーブルぐらいだったが、大きめのUHAULの20フィートのトラックをレンタルし、夫が運転した。2~3部屋もあるアパート向きのトラックだったが、余裕をもって荷を積めたので、大きめのトラックをレンタルしてよかった。

アメリカでは、引越や修理は自分でやるのが当たり前らしく、夫の家族が荷物の運搬を手伝ってくれた。とこれが、これが70代の義母と義父、50歳の義姉。みんな私たちよりも年をとっていて、ヨボヨボチームのように見えた。

でも、とんでもなかった。義父は、20代に4年間海軍にいたことがあり、慎重190センチでみごとな体格をしていて、1月の極寒だったのに、トレーナー姿でやすやすと箱を運んでくれた。あの時は、その頼もしさに感動したが、5,6数年後につぶやいた。

「人生の中で、あんな寒い思いをしたことはなかったなぁ」

 

UHAULのトラックを選んだ理由は

(1)他にもトラックのレンタル会社はあるが、UHAUL のは、後部扉(tailgate)の位置が低く、荷積みがしやすい。もちろん、トラックにスロープもついている。大型免許なしでOK。全米中に支店があるので、トラックのピックアップとドロップオフ(返却)がとても楽。

(2)引越日の変更、延長の融通がきくこと。NH州、ME州ともに、冬は雪嵐がきて、移動が突然にできなくなる。引越業者に頼むと、変更料に加えて、延長のための保管料の請求など、何を追加されるかわからないし、キャンセルの恐れもある。

きっちりとした日本文化で育った私にとって、引越のストレスを最小限にするための方法は、ともかくレンタル期間、トラックの大きさに余裕を持っておくことだった。「ギリギリ」「あとでなんとかしよう」的な、アクシデントもチャレンジとみなして突っ込んでいくアドレナリンジャンキー的なアメリカ文化にはついていけない…。

 

さて、かかった引越費用を、
2021年2月のレートで再計算してみよう。

 

1.トラックレンタル料:
UHAULのサイトでピックアップとドロップオフの場所を入れると、2日間のトラックのレンタル料が319ドルと出る。 これには、2日間のレンタル基本料金と234マイルの移動料金を含まれている。走行距離が234マイルで、かつ2日以内に返却すれば、たった319ドルでいい。

でも、時間の余裕をもたせたかったので、3日間レンタルした。延長料は1日40ドルなので、合計で359ドルとなる。

3日間レンタルしたが、走行距離は234マイル以内なので、移動距離の追加料金はなかった。もし超えていたら、1マイル 当たり 0.4ドルの移動料金が、さらに加算される。追加、延長料金については、こちらのUHAULのFAQを参照。

2.ガソリン代:
この手のトラックは、マイレジがひどい。1ガロンあたり、10マイル(1リットルあたり、4.2キロ)。ME州まで200マイルだったので、ガソリン代は、今現在の1ガロン 2.7ドルで計算すると、およそ54ドルかかった(当時はブッシュ政権で、もっとガソリンがもっと高かった)

また、トラック返却時には、ピックアップ時と同量のガソリンを入れて返す必要があるから、さらに54ドルが必要となり、ガソリン代の合計は、108ドル

3.保険:
UHALのレンタルのときは、保険の加入をすすめられる。現在の私たちの引越の最低保険料は、42ドル + 追加の1日分(たぶん21ドルぐらい)。予想外の経費だが、絶対に加入しておいたほうがいい。というのも、私たちが借りたトラックの左のドアは最初から開きにくく、それがメイン州に着いた時には、開かなくなるほど壊れていた。保険にはいっていなかったら、何を言われたかわからない。ともかく、借りたときに、すぐにトラックをチェックしておくことをすすめる。

 

よって、UHAUL による引越費用は、

509ドル

3度目、6度目の引越に比べれば、雀の涙ほど…。

 

(その他の費用)

・他にも私たちのプリウスのガソリン代、引越当日のホテル代や外食費

・税金と箱、引越用具。キャスターつきのドリーや、トラック内で荷物がずれないようにするラチェット、ストラップ、ネット、家具にかける毛布などを購入、またはレンタルした。詳しくは、UHAULのサイトにて。

こういう雑費が予想以上にかかったが、引越以外にも使えるので、購入価値は大あり。とくにラチェットとストラップは、車の上にカヤックなど大きな物を固定するのに、とても役に立つ。長い目でみれば、買った方がお得。

 

UHAULトラックの引越は、
経済的にも、精神的にも、かなり楽だった。

ただし、若ければこそ……のこと。

Part 2 につづく……。

Part 1のこぼれ話もあるよ!