カンザスシティの暮らし ~ コロナウイルス Part 3

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静かなカンザスシティのダウンタウン。カンザスシティの現在のコロナウイルス感染者数は143名(死亡1名)と多くないので、パニックになっているようには見えない。でも、ミズーリ州のコロナウイルス感染者数は1834名(死亡19名)。1週間で1579名も増えた。ピークはまだまだらしい。

やっと、アメリカ政府はマスクの使用をすすめだした。ただ、サージカルマスクは品不足だから、スカーフとか自分で作った布マスクを使用するようにといっている。アメリカ人は不器用な人が多いから、マスクをハンドメイドするのをめんどくさがる人もいるだろうが、その一方で、他の人のためにたくさんの布マスクを作って無料で配布するアメリカ人がたくさん出てくるだろう。ここがこの国のすばらしいところ。

電話をしたら、義母もすでにミシンでマスクを作っている最中だった。いったい幾つ作るつもりか? さっそく私たちにも送ってくれるそうだ。ミシンが壊れているので、ありがたいことだ。

前のブログで、アメリカ人は、2mの間隔(ソーシャルディスタンス)を開けるなど、しっかりとルールを守っていると書いたが、実はそれは私のまわりだけらしい。公園やドッグパークでたむろする人たちがいるらしく、先週の日曜日には、市長が怒って警告を発していた。だから、マスクも必要になってきたのだろう。

こういう人たちは、コロナの大きな連鎖が見えないのだろう。たとえば、家が火事になっても、消防士がかけつけてくれないかもしれない。今朝、こんなニュースが出ていたーーカンザスシティでは、8名の消防士が感染したために、彼らと接触のあった95名が自宅で自己隔離をし、そのうちの30人がやっと任務に復帰したーー今のところ、人員不足にはなっていないらしいが、コロナの影響はこんなところにも広がっている。