ランカスター・クラッシック 2023 – Part 3 

©︎ William Ash

前回に続いて、Lancaster Classic 2023, Part 3

画像手前のアーチャーは、ニコンとライカのカメラで、勝ち抜き戦を終えた他の選手の写真を撮っている。

ベアボーのアーチャーは、みんな情熱的で、お互いにアドバイスや応援を惜しまず、とても協力的なことで知られている。こんな国際的なトーナメントですら、そんな雰囲気に包まれていた。

ベアボーは、リカーブと違い、サイトやスタビライザー、クリッカーもなく、弓本体だけを使うとてもシンプルなアーチェリー。画像の手前にあるのが、わかるだろうか。

前々からアーチェリーをやりたがっていた夫が、ベアボーを選んだのも、このシンプルさにあった。そして、ベアボーコニュニティーのフレンドリーさも、魅力の一つ。

トーナメントはあるが、サッカーやフットボール、ゴルフなどとはちがい、桁違いの賞金が出るわけではない。みなゲームとして、心から楽しんでやっている。

もちろん、勝ち抜き戦に進む人たちのテクニックは、尋常でないレベル。土曜日の決勝戦では、その素晴らしさを目の前で体験できた。

どうして
シンプルな裸弓で
あんな小さな的の
そのまた小さな中心を
射ることができるんですか?

美しすぎる。

 

 

ランカスター・クラッシック 2023 – Part 2 

©︎ William Ash

前回に続いて、Lancaster Classic 2023, Part 2。

まず、木曜日と金曜日に予選が行われ、土曜日に朝から予選通過者による一対一の勝ち抜き戦が行われた。

画像は、女子ベアボーの勝ち抜き戦終了後と、そのあとすぐに行われた男子勝ち抜き戦の間に撮った。

画像の左手前の椅子に、世界的に有名な4選手が、こちらに背中を見せて座っている。そうそうたるメンバーと言えばいいのか。

スエーデンのエリック・ジョンソン ( Erik Jonsson) とリナ・ビヨークロンド (Lina Björklund)、

イタリアのチンシア・ノグジリア (Cinzia Noziglia) と ダンイエレー・ ベロッティー (Daniele Bellotti)。

そして、立って彼らに話しかけている男性が、あの 有名なイタリアの弓のメーカーである Gillo の社長兼デザイナーである ビトリオ・フランギリー (Vittorio Frangilli) 。

試合とはいえ、みんな長年の知り合いで、くつろいでいる感じ。ベアボーの人たちは仲が良いと言われているが、どうもそのようだ。

ランカスター・クラッシック 2023 – Part 1

©︎ William Ash

先週初めて、夫婦でランカスター・アーチェリー・クラッシック(Lancaster Archery Classic)に参加してみた。

毎年ペンシルバニア州で行われるこのトーナメントは、東海岸で最も規模が大きく、今年の参加者は、なんと1940名。

アーチェリーの中でも、私たちがやっているのは「ベアボー」と呼ばれるもので、オリンピックの競技種目にもなっているリーカーブに比べて、かなりマイナー。

ところが、このトーナメントには「ベアボー」から多くの人が参加するので、初心者ながら参加してみた。

競技会場は、スプーキー・ヌック・センター(Spooky Nook Sports Center)。写真は、会場内に設けられた3つの練習場の一つで、有料だが、参加者が自由に使える。

ものすごく大きな施設で、先週はバレーボール、インドアサッカー、ラクロスなど、他の試合もセンター内で行われていた。

ホテルも隣接しているし、センター内には売店、レストランなどもあって便利。ただし、センター利用者は、ドリンクであれ食べ物を持ち込んではいけないことになっている。

でも、売店の水は、600 ml で 400円。そのせいか、気にせずマイボトルを持ち歩いている人をよく見かけた。さすが、アメリカ。